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カスタマーサービスと敬語

 Stockmann デパートの書籍部門 Akateeminen kirjakauppa のアカウントにアクセスできなくなったので,カスタマーサービス Asiakaspalvelu 経由で,サーバーの管理者とメールを交わした。

 ユーザID (käyttäjätunnus) が生きていたから,臨時のパスワード salasana をメールで送ってもらい,新しいパスワードを設定してめでたしということになったので,出来事そのものにはニュース性はない。

 しかし,返事を出そうとして,やりとりは sinuttelu ではなくて teitittely になることに気づいた。

 Voisitte ehkä tarkistaa olisiko Teillä mahdollisesti toisella sähköpostiosoitteella tili kaupassa?

 しばらく前の Elisa Kirja とのやり取りをもう一度見なおすと,やはり Te を使ってやり取りしていた。

 Teillä on tällä hetkellä Elisa Kirja -palvelussa käytössä Adobe ID tunnus XXXXXXX. Varmistakaa, että käytössä on sama salasana kyseiselle Adobe ID -tunnukselle...

 当然といえば至極当然といってもいい語法なのだが,面と向かったらまず間違いなく sinä のやり取りになるのではないかと考えると,新鮮な体験のような気がした。

 なお,Stockmann デパートの店員は口頭でも絶対に Te を使って客と応対するという説がある。いちいち確かめたわけではないが,おそらく当たっていると思われる。きちんとした店員教育をしている。

 昔,フィンランドの国会議員団が来日した時に通訳をつとめたことがあるが,そのとき,初日に,議長との会話に sinä を使わないようにと念を押されたことを思い出す。議長を含め,メンバーたちがお互いに名前で呼び合い,sinä で会話しているのを聞いて勘違いしないようにという配慮だったと思う。

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