ソフィ・オクサネンの新作が8月のベストセラーに
Helsingin Sanomat 紙 (9/7) によると,8月30日に発売されたソフィ・オクサネン Sofi Oksanen の新作 Kunkyyhkyset katosivat 「鳩がいなくなった時」 が,フィンランドで出版された本の8月のベストセラーだったそうである。
記事: LYHYESTI. Sofi Oksasen uutuus ehti elokuun myuudyimmäksi (HS 2012/09/07)
2番めに売れたのが,女性推理作家として人気のあるレーナ・レフトライネンLeena Lehtolainen の Paholaisen pennut 「悪魔の子犬たち」。何部売れたかの数字は載っていない。
j翻訳小説では,世界的に有名なスウェーデンの女性作家カミラ・ラクベリ Camilla Läckberg の Majakanvartija 「灯台守」 (スウェーデン語 Fyrvaktaren) がトップ。北欧は,女性作家の活躍がめざましい。
参考までに,Camilla Läckberg は英語圏で人気があって,米 Amazon でもよく売れているようだ。私が英訳で読んだ The Ice Princess は Kindle 版だが,フランス語訳やドイツ語訳もある。なお,オクサネンは電子書籍嫌いらしく,フィンランド語の原書は電子書籍では手にはいらないが,レフトライネンの作品はフィンランド語で,ラクベリの作品はスウェーデン語でもフィンランド語でも電子書籍が出ているから手に入れやすい。
【追記】 携帯電話会社の Elisa の子会社なのだろうと思うが,私がフィンランド語の電子書籍を買っている Elisa Kirja が隔週くらいの頻度で送ってくるメルマガ Elisa Kirja vinkit の最新号 (9/7) が,カミラ・ラクベリ「灯台守」をトップで紹介している。作家の写真が載っていたので,紹介する。いま,ヨーロッパで7番目に売れている作家だそうである。
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