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サウリ・ニーニスト氏が第12代フィンランド大統領に

 日曜日(2/5) に行なわれたフィンランド大統領選挙の第2回投票は,現地時間の午後8時(日本時間6日午前3時)に投票が締め切られ,即日開票,2時間後の午後10時前に結果が判明した。

 先月22日の第1回投票で選ばれた上位2人の間で争われた大統領選挙は,予想通り,連合党の Sauli Niinistö サウリ・ニーニスト候補の圧勝に終わった。開票率80%の時点で,早くも勝利宣言を行ったニーニスト候補はの最終的な得票率は 65.4%。今回の大統領選挙の投票率は,第1回目が 72.8%で,今回は 69%だった。

 第2回投票で65.4%の得票率というのは,フィンランドの大統領選挙の歴史における記録的な数字で,これまでにもっとも国民の支持を多く受けて誕生した第10代大統領 Matti Ahtisaari マッティ・アフティサーリでさえ得票率は53.9%だったそうである。

 Pekka Haavisto ペッカ・ハーヴィスト候補の最大の敗因は,同性愛者であることだったと言われる。これは国民周知の事実だったが,選挙期間中,マスコミは表立って一切報道しなかった。

 フィンランドの大統領選挙の結果を伝えた朝日新聞のオンライン版の記事の見出しが「フィンランド大統領に親EU派ニーニスト氏」となっていたが,正式なEU加盟国の大統領について,いくらなんでも「親EU派」という形容はないだろう。「EU懐疑派」の大統領が生まれなかったというだけのことで,フィンランド政府が公式にEUに懐疑的であったことは一度もないはずだ。新大統領の支持母体の連合党 Kokoomus は保守党であり,ユーロの維持など,EU加盟国としての従来の路線を堅持する現状維持の大統領が無事誕生したにすぎないと考えるべきである。

 記事: Niinistö aikoo koko Suomen presidentiksi (HS 2012/02/05)
 記事: Soini: Maanvyöry ja konservatiivien voitto (HS 2012/02/05)
 記事: Uutisanalyysi: Historiallinen presidentinvaali (HS 2012/02/05)

Sauli Niinistö on presidentinvaalien voittaja.

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