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フィンランド老舗出版社の身売り

 今もフィンランドにあって,社名も昔のままだから,フィンランドの企業だと思い込んでいると,いつのまにか外国資本の傘下に入っていたというケースが結構あるようだ。

 記事: Sanoma myy kirjankustantaja WSOY:n (HS 2011/04/29)

 フィンランドの Helsingin Sanomat 新聞社の親会社のメディア企業 Sanoma に属している老舗出版社 WSOY (Werner Söderström Osakeyhtiö) を,スウェーデンのメディア企業 Bonnier が買収する商談がまとまり,フィンランドの公正取引委員会の認可待ちになっているらしい。

 出版社 WSOY の年間売上げ3300万ユーロは,親企業の Sanoma の年間売上げ総額28億ユーロのほんの一部だが,この会社が,スウェーデン語系の町として有名な Porvoo で1860年に開業した印刷所から発展した,フィンランドで最も歴史の古い出版社の1つであることを考えると,この取引の文化的な衝撃は大きい。日本人でもフィンランド語を勉強した人なら,WSOY の辞書を使ったことがないという人はおそらくいないはずで,日本で言えば,広辞苑で知られる岩波書店が外国資本の傘下に入ることに相当するニュースである。

 私は知らなかったが,1999年に Helsingin Sanomat 親会社 Sanoma と出版社 WSOY が合併して SanomaWSOY という名前のメディア会社ができたが,その社名が短くなって,再び Sanoma という名前になったらしい。

 WSOY の本社は,ヘルシンキの古い市街地区にある Bulevardi 通りにある。辞書だけでなく,文芸書や人文社会系の書籍を中心にたくさんの本を出版している。

WSOY:n pääkonttori Bulevardilla.

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