« 放射能とヨウ素剤 | トップページ | フィンランドで貧困生活者が増加 »

反原発のデモ

 フィンランドのヘルシンキでは火曜日(3/15)に,環境保護団体 Suomen luonnonsuojeluliittoGreenpeace Finland による原子力発電反対のデモが行われた。

 記事: Ydinvoiman vastainen mielenosoitus keräsi satoja Helsingissä (Helsingin Sanomat 2011/03/15)

 主催者側の発表では参加者は2200人。現代美術館 Kiasma の前の広場に集まった 500人ほどの人々が国会議事堂 Eduskuntatalo の前まで歩き,石段にロウソクを供えた。

 デモで使われたスローガンの中では「フィンランドは北欧の日本?」 Suomi - Pohjolan Japani? が興味深い。かつて「フィンランドは北欧の日本」は,戦後見事に復興し,世界第2位の経済大国になるまで経済発展を遂げた日本を賛美する表現として使われたが,今回の東日本大地震による原発事故の影響で,とうとう疑問符がついて,日本のようにはなりたくないという文脈で使われるようになってしまった。

 環境保護団体が原子力発電に代えて推進しようとしているのが,再生可能エネルギー uusiutuva energia (英語 renewable energy) による発電で,フィンランドでは太陽光や風力が主に考えられているようだが,他に地熱や潮力などがこれに含まれる。

 私の勘違いでなければ,原子力発電に反対する人たちの主たる拠り所は,これまで,放射性廃棄物 ydinjäteが何世代にもわたって環境を汚染するという点だった。ここに来て,原子力発電の先進国である日本で発電所の大事故が起こり,原子力発電所そのものの安全性神話が崩れたことから,原子力発電に反対する声は一段と強まりそうだ。

【附記】 日本の原発はすべて危ないらしいです。 [2011/03/22]
 参考: 原発がどんなものか知ってほしい(平井憲夫)

Ympäristöjärjestöt keräsivät ihmisiä mielenosoitukseen ydinvoimaa vastaan Helsingissä tiistaina.

Mielenosoitus Helsingissä 15.03.2011
Ydinjäte kestää isältä pojan pojan pojan pojan ......... pojan pojalle. ─
核廃棄物は,父親から,その息子の息子の息子の息子の ........ 息子の
そのまた息子に引き継がれる。

|

« 放射能とヨウ素剤 | トップページ | フィンランドで貧困生活者が増加 »

事故・災害」カテゴリの記事

社会」カテゴリの記事

自然・環境」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/543873/51136035

この記事へのトラックバック一覧です: 反原発のデモ:

« 放射能とヨウ素剤 | トップページ | フィンランドで貧困生活者が増加 »