« クリスマスカード | トップページ | 外国人の国外退去 - maastakarkoitus »

フィンランド・ロケのアメリカ映画「ゴーリキー・パーク」

 1983年のアメリカ映画「ゴーリキー・パーク」をDVDレンタルで見ました。VHSビデオで見て以来なので,ずいぶんと久しぶりです。以前見たときから,ヘルシンキの街みたいだな,と思っていたのですが,今回も,ここはヘルシンキのあそこに違いないと思うシーンが何度も出てくるのが気になったので,エンドクレジットをちゃんと見たら,やはり,フィンランド航空が全面協力し,すべてフィンランドとスウェーデンのロケで撮影したと出ていました。キャストにもスタッフにも明らかにフィンランド人の名前がちらほら以上にたくさん出てきます。

 モスクワの町並みを,ヘルシンキで撮っているといっても,ソビエト時代のモスクワの町並みを知らない人や,30年前のヘルシンキを知らない人が見ても,それとは気づかないかもしれません。私の場合は,ちょうど学生でフィンランドに住んでいたころ毎日のように見た場所や建物が出てきたので,直感的にわかったのだと思います。島全体が野外博物館になっている Seurasaari の入り口の橋と思われる冬の風景も何度か出てきます。スウェーデン・ロケは,おそらくストックホルムのホテルのシーンと,街中を車で走るシーンだけで,あとはすべてフィンランドでの撮影だろうと思いました。

 この映画の原作は,ベストセラー作家の Martin Cruz Smith の小説 Gorky Park (1981; 日本語訳は出ているのかな)。私のレンタルしたDVDは日本語字幕です。

 主人公は,モスクワの民警 Arkady Renko (William Hurt) で,アメリカ人の富豪 Jack Osborne (Lee Marvin) の不正と,彼をめぐる KGB,民警両方の汚職を暴いていくのですが,ソ連社会の人々の生活のようなものはほとんど描かれてません。事件の関係者で,Arkady と恋愛関係になる Irina Asanova を演じる Joanna Pacula は,その後どんな活躍をしているか知りませんが,映画の中では癖のある英語を話して,ロシアが舞台という設定を盛り上げてます。それと,スターウォーズのエンペラー役 (Palpatine / Darth Sidious) で有名な Ian McDiarmid が Professor Andreev という変人の科学者 (頭部の骨から生前の顔を復元する) として出ていたことに気づきました。

 ソ連・ロシアを舞台にしたミステリーが好きでない人にとって,映画のストリーそのものが面白く感じられるかどうかはわかりませんが,30年前のヘルシンキの街並みを見ながら,これはあそこの通りかな,などと謎解きをするのはいかがでしょうか。


私の持っているVHS版のケースの絵。このバージョンはもう売っていないようです。

Gorky Park [VHS]

|

« クリスマスカード | トップページ | 外国人の国外退去 - maastakarkoitus »

旅行・地域」カテゴリの記事

映画・テレビ」カテゴリの記事

歴史」カテゴリの記事

コメント

はじめまして!
先日フィンランド人に会って友達になったことからフィンランド語を学習してみようと決めた者です!
まだ大学一回生の未熟者ですが、よろしくお願いいたします!

投稿: いがらし | 2011年1月 4日 (火) 22時22分

興味を持っていただいて光栄です。お役に立つような情報が提供出来れば幸いです。

先日,若い世代のフィンランド留学帰りの人たちと会いましたが,今はフィンランド体験もずいぶんと変わりました。私の話は昔話と思っていただけるとちょうどいいのではないかと思います。今後ともよろしく。

投稿: ブログの主 | 2011年1月 4日 (火) 23時18分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: フィンランド・ロケのアメリカ映画「ゴーリキー・パーク」:

« クリスマスカード | トップページ | 外国人の国外退去 - maastakarkoitus »