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トナカイ

 北海道の幌延町にトナカイ観光牧場というところがある。モンゴルを訪問したフィンランドの Mari Kiviniemi 首相に,モンゴルの大統領が,フィンランドのトナカイの精子を輸入したいと申し入れたという話を読んでいて,8月にフィンランド航空の機内誌で読んだ記事を思い出した。

 Finland’s Reindeer Sperm in High Demand (YLE.fi)

 航空会社の機内誌は一般には手に入らないと思うので,著作権法を恐れずに,関連記事をまるごと引用しておく。フィンランド航空からもし苦情が来たら,即刻,削除します (笑)

 YLE の記事の中で,A few decades ago, Finland transported 170 reindeers to Hokkaido, Japan. とある話が,詳しく書かれている。ただし,輸入されたトナカイは180頭となっている。トナカイの肉の料理を出すレストランが京都や東京の赤坂にあるそうだが,残念ながら私は知らない。幸い,トナカイの肉の料理は,値段に驚いたことはあるが,味に感動した経験がないので,とくに不自由は感じていない。

 もしレストランをご存じの方がいらしたら,ぜひ教えてください。

How Santa's Reindeer Flew To Japan

In the 1980s, Takeshi Onda from Japan moved to Lapland to learn reindeer husbandry. Today, he runs his own reindeer farm and a restaurant in the small town of Horonobe, Japan.

We can only imagine what Chief of District Unto Autto must have thought when he received a letter from Onda explaining politely that he wanted to learn real reindeer herding skills and to take a herd of animals back with him to Japan.

For a year, Onda wandered the Lapland wilderness with Autto, taking in all he had to teach whilst also studying Finnish. After the training, Autto helped his apprentice gather a herd of 150 does and 30 bucks and organise their transport to Japan. The animals were first taken by lorry to Helsinki Airport, where they were loaded into containers, the whole undertaking requiring extensive preparations. The reindeer were then flown to Japan in a passenger aircraft with the seats removed.

Onda now manages a herd of about 300 reindeer in an area ten times the size of Sapporo stadium. His is the only farm in Japan where visitors can see so many of Santa's famous little helpers at once. In addition to meat processing, the farm also runs various events.

Onda sees personally to the slaughter and processing of the animals, and sells his meat to restaurants in Kyoto and Tokyo's Akasaka district.

Reindeer meat suits Japanese cuisine very well. Onda's farm specialities include braised reindeer steak, reindeer sausages and reindeer tataki. The challenge is to increase deer and reindeer consumption in the country. The moment is now opportune for reindeer meat producers, since following recent scandals related to beef production, people are increasingly keen to know what they are putting into their mouths.

(Blue Wing, Finnair, July-August 2010, p.45)

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コメント

恩田さんとトナカイを飼育を教えたAuttoさんには一人の日本人紹介者がおりました。その紹介者は古くからラップランドに通い、今でもAutto家族と親交を保っています。恩田さんは単なる自分自身のビジネスの為でした。紹介者とAuttoさんは彼にできる限りのことをし、恩田さんはトナカイ移入に成功しました。でも恩田さんは移入後、そのトナカイ移入の経緯を隠し、紹介者やAuttoさんとの親交を断ちました。紹介者はAuttoさんと会う度に・恩田さんとトナカイの事を聞かれ困り、恩田さんを紹介したことを後悔しました。
残念ながらトナカイ師匠のAuttoさんは去年亡くなりました。これがフィンエアーの想像部分(上記)の真相で、恩田さんから手紙から始まったのではなく、紹介者がいたのです。

トナカイ料理は京都のフィンランディアバー(以前はフィンランディア)でトナカイサラミ。東京ではアルトゴット / ALLT GOTT(東京吉祥寺)トナカイステーキが食べられるようです。トナカイの肉は牛肉より高価で、レストランで食べると多少臭みがあり、現地サーメ人宅で食べると臭みはほとんどなく、美味しいです。(サーメ人はトナカイから栄養を取っているようです。)トナカイの肉をじっくり煮込むとトナカイの臭みがほとんど無くなり美味しいです。

投稿: | 2011年10月24日 (月) 13時24分

 興味深いお話,ありがとうございます。

京都の「フィンランディア」は名前を変えて今でもやっているんですね。私は「フィンランディア」の頃,何度か行きました。随分昔の話ですが 

吉祥寺のお店はスウェーデン料理店ですか? 名前がスウェーデン語のようですが... 行ってみたい気もしますが,吉祥寺にはまず出向く機会がないので実現するかなあ。 

トナカイの肉は牛肉よりも高いんですね。1980年代にはヘルシンキの空港で肉が買え,何度かお土産に持ち帰りましたが,確かチェルノブイリ原発事故のあと,放射能が危険だからと買えなくなったという記憶があります 

投稿: ブログの主 | 2011年10月24日 (月) 13時47分

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