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麻薬中毒による死 - narkosurmad

 麻薬・覚せい剤の中毒で死亡する若者の数がヨーロッパで一番高いのがエストニアだという結果が,欧州麻薬・麻薬中毒患者監視センターの年次報告 (2012/11) で明らかになった。

 記事: Uimastipruukimine nõuab nädalas kahe Eesti mehe elu (Postimees+ 2012/11/16)
 関連ページ: European Monitoring Centre for Drugs and Drug Addiction (欧州麻薬・麻薬中毒患者監視センター)

 報告によると,昨年 (2011) 1年間のエストニアの麻薬中毒死亡者は123人で,内訳は男が108人,女が15人と,男が圧倒的に多い。絶対数だけでは感じがつかめないが,人口比の単純計算で100倍すると,日本の人口に直せば,1年間におよそ12,000人が麻薬中毒で死亡したことになる。ネットで調べてみると,最近の日本の1年間の交通事故の死亡者の数が5000人前後なので,これは大変な数字と言わなければならない。

 エストニアの場合,15~39歳の男性の麻薬中毒死亡率は,100万人当り1年間に353人という,ヨーロッパ諸国の平均の40人の9倍の数字になっている。参考までに,この年齢層の麻薬中毒死がヨーロッパで2番めに多いアイルランドの死亡率は140人,北欧諸国でもっとも目立つスウェーデンが74人,隣国のラトビアでは15人となっている。エストニアはダントツである。

 地域でいうと,タリンと隣接するハリユ県 Harjumaa の割合が59%と圧倒的に多いが,一昨年の71%より減少しているのに対し,ロシア語系住民が多数を占める東ヴィル県 Ifda-Virumaa で増加が見られる。

 もっとも中毒死を多く出している (6~7割) のはフェンタニル(Fentanyl, エストニア語 fentanüül)と呼ばれる合成麻薬で,エストニアでは「白人の中国人」(valge hiinlane),「アフガン人」 (afgaan) などという名前で取引されているという。

Narkosurmad Eestis 1999-2011

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