エストニアの携帯通信網 - mobiillevi
今年の夏,エストニアの携帯電話会社 Elisa の taskuwifi ポケットWiFi をプリペイド方式で使ってみた。総費用 133€,2週間の滞在だから,1日あたり10€弱 (約1000円)ということになる。プリペイド携帯にチャージした金額はこれとは別会計だがたいした金額ではない。帰国してから携帯会社のサイトで確認した限りでは,国際ローミングの請求はなく,ほっとしている。
関連ページ: ポケットWiFi - taskuwifi (2012/08/11)
1日1000円で24時間 WiFi につながり,人口もまばらな農村地域でも iPad でインターネットできるなら安いと思ったのだが,何らかの理由で電波を拾わない状態になることがあり,そのたびにパソコンにつないでルーターを初期化しないといけないことが試行錯誤でわかるまでに数日かかった。パソコンがないとダメなのである。日本のモバイルルーターは,ずっとつけっぱなしにしておいても,まずそういうことは起こらないし,万一起こってもパソコンと繋がなくても,再起動するだけで問題が解決するのがふつうだ。
また,ホテルの部屋で使っていると,接続が切れることがあり,ホテルの WiFi に切り替えようとすると,そちらもつながりにくくなっていることが何度もあった。何らかの原因で圏内の場所でも一時的に電波の状態が悪くなることがあるのは日本でも同じだが,エストニアほど頻繁には起こらない気がする。
こういった体験は私の主観的なものだったとは言い切れないことが,エストニアの新聞サイトの記事でもわかる。
記事: Netiühendus maakodus on õnnemäng (E24 2012/07/19)
エストニアの携帯通信会社によると,エストニアの国土の 99.9%がすでに無線のインターネット網でカバーされているそうである。しかし,現実には,ブロードバンドのインターネット接続はおろか,携帯電話のつながり具合さえ非常に悪い地域があることが,住民の苦情から明らかだ。たとえば,南東エストニアのロシア国境に近い Orava という町から北西方向に30km ほど離れた Põlva の町に車で向かうと,3箇所で携帯電話の通話が途切れるという証言がある。つまり,全国的にはは0.01%の確率でしか存在しないポイントが自動車道にそって存在しているわけだ (笑) 敷設が進んでいるらしい光ケーブル網だが,国土の隅々まできめ細かくカバーするまでにはまだ時間がかかるようだ。
インターネット接続 netiühendus, internetiühendus
携帯電話会社 mobiilsidefirma
電波圏 leviala
覆う,カバーする katma
苦情を言う kurtma
携帯電波 mobiililevi
USBモデム internetipulk
劣悪な kehv
消失する ära kaduma
中断する katkema
ブロードバンド lairiba
超高速の ülikiire
光ケーブル valguskaabel
| 固定リンク
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- エストニアを褒めちぎる(2012.10.02)
- 「エストニア語文法」のウェブ版公開中止(2012.09.21)
- エストニアの携帯通信網 - mobiillevi(2012.09.04)
- ポケットWiFi - taskuwifi(2012.08.11)
- タリン市長のブログ - Tallinna linnapea blogi(2012.07.11)
「携帯・デジカメ」カテゴリの記事
- エストニアの携帯通信網 - mobiillevi(2012.09.04)
- エストニアのスマホ事情 - nutitelefon(2012.08.18)
- ポケットWiFi - taskuwifi(2012.08.11)
- 話し言葉の音声認識 - kõnesüntees ja kõnetuvastus(2011.10.23)
- プリペイド携帯 - kõnekaart(2011.08.05)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント