わかめサラダ - Mererõhi Wakame
タリンでの私のひそかな楽しみは,ショッピングセンター Viru Keskus の地階の食品売り場での夕食の買い物である。整理券の番号札を取って,順番を待っている間に何を買うか決めるのだが,食品売り場の番号札というのは,日本ではあまりないような気がして,それだけでわくわくする。
デパ地下での買い物といっても,料理ができるわけではないので,もっぱらお惣菜とパン,果物,ビールなどを買って帰って,ホテルの部屋で食べるだけである。例えば,今日の夕食は,デパ地下で買ったサラダが二種類とビール。パンはヘルシンキで買ったライ麦パンの残りである。
今日,お惣菜売り場で買ったサラダのひとつは,わかめサラダ。惣菜売り場では Mererõhi Wakame 海草わかめ という名前で売っていた。他のサラダがおおよそ1kgあたり 6~7€ なのに対して,わかめサラダだけ,1kgが 13.60€だから2倍も高い。このわかめサラダの味は悪くなかったが,売れているのだろうか。
エストニア語の mererõhi は字義通りに「海草」の意味である。細かく言えば mere は meri (海) の属格形,rõhi は野に生えている「草」のことである。英語の sea weed をエストニア語に直訳したものであはないだろうか。私は,わかめをエストニア語で merevetikas 海藻 と呼んだことがあるが,野菜の一種としてサラダコーナーで売られる場合には,なるほど「海の藻」よりは「海の草」のほうが美味しそうな響きがある。
食べる前に写真を攝ったのだが,あまり出来栄えは良くない。背景によって,緑の色合いがかなり違ってしまう。
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