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タリン市長のブログ - Tallinna linnapea blogi

 タリン市長の Edgar Savisaar エトカル・サビサール氏は,日本の政治家にたとえれば,社会的地位の点では,東京都知事の石原慎太郎氏,政治家としての位置づけからは,民主党を離党した小沢一郎氏に似ている大物である。この人のブログがあるので覗いてみた。

 サビサール・ブログ: Savisaare blogi (Tallinna linnapea blogi)

 ブログには,エストニア語のページとロシア語のページがあって,内容は重ならず,かなり違うように見える。また,あまり頻繁に書いているわけではなさそうだ。

 3月にハンガリーに出かけたらしく,写真付きの寄稿文を書いているが,その冒頭に,どこかで聞いたような気のするエピソードが載っている。本当の話なのか,ハンガリー人の好きなダジャレのジョークなのか,わからない。

 ヨーロッパのほとんどの言語で,電話の呼びかけ「もしもし」は Hello / Hallo の系統だが,この呼びかけの起源はハンガリー語なのだという。1877年、ハンガリー出身の科学者 Tivadar Puskás が電話の通話試験をした。相手の声を聞いた科学者は,ハンガリー語で Hallom! 「(あなたの声が)聞こえます」と叫び,それに対して,相手は Hallod? 「(私の声が)聞こえますか」と返答したという。順番が反対で、相手が聴こえるかと訊いて、聴こえるよと答えたのではないか,という気もするが,それはともかく,このとき以来 Hallo が電話の呼びかけで使われるようになったのだというのである。

 そういえば,ロシア語では電話を受けた時に Я слушаю 「(私は)聞いてます」ということがあり,エストニア語でも Ma kuulen 「(私は)聞こえます」と言うことがある。これは,ソビエト時代には,電話の聞こえがあまりにもひどかったから,聞こえているかどうかをいつも確認しなければならないために生まれた呼びかけかと思っていたが,この話を聞くと,こっちが起源かもしれないと思う。

 ちなみに,日本語の「もしもし」は「申す,申す」が起源だと聞いたことがあるが,この点では,日本人の方が自己中心的である。面白いのは,日本語の「もしもし」は,エストニア人の耳には Musi, musi と聞こえて楽しいらしい。musi は musu ともいうが,軽いキスのことである。

タリン市長  Tallinna linnapea
ブログ     blogi
通話      telefonikõne
開始する   alustama
もしもし    halloo
叫ぶ      hüüdma
話す      rääkima
ハンガリー語 ungari keel
電話連絡   telefoniühendus
試験する   katsetama
受話器    toru
声,音     hääl
聞こえる   kuulma
対話の相手 vestluspartner

Tallinna linnapea blogi

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