タルトで歴史建造物の放火 - süütama
タルト大学の本館の裏にあって,大学の関連施設がいくつもある丘は Toomemägi トーメマキと呼ばれている。タリンの Toompea トーンペアと名前も似ているが,トーペアがエストニアの政治権力の象徴であるのに対し,タルトのトーメマキはエストニアの学術文化の象徴であると言っていい。
トーメマキには,歩行者用の道路の有名な橋が2つあって,タルトに人々はペアの橋のように考えている。ひとつは1836年に現在の形になった白っぽい色の橋で Inglisild 天使の橋 と呼ばれる。もうひとつは,1916年に建てられた黒っぽい色の橋で Kuradidild 悪魔の橋 と呼ばれている。
記事: Süütamine: Toomemäel põles Inglisild (Postimees 2012/04/21)
記事: Tartu raad lubab põlenud Inglisilla võimalikult kiiresti taastada (Postimees 2012/04/21)
土曜日 (4/21) の未明,天使の橋が放火され,橋の中央の闌干の飾りの部分がひどく焼けた。幸い,橋の基礎の部分は被害を受けなかったが,タルトの街を代表する歴史的な建造物であり,市の関係者はたいへんなショックを受けている。犯人は見つかっていない。
火をつける süütama
燃える põlema
災害救助隊 päästeamet
火災 tulekahju
建築文化財 arhitektuurimälestis
橋 sild
被災する kannatama
黒っぽい色の tume
明るい色の hele
愛称 hüüdnimi
天使 ingel
悪魔 kurat
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