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プーチン支持票が86% - Putini toetus

 日曜日 (3/4) のロシア大統領選挙におけるエストニア在住のロシア人の投票結果が,エストニアのマスコミに明らかにされた。

 記事: Putin korjas Eestis võimsa häältesaagi (Postimees 2012/03/05)
 記事: Путин одержал в Эстонии сокрушительную победу (День за Днем 2012/03/05)

 タリンのロシア大使館の発表によると,投票率は26.7%,31500人のロシア人有権者が票を投じた。各候補のエストニアにおける得票率は次の通り。


  1. プーチン Vladimir Putin ― 85.91%

  2. ジュガーノフ Gennadi Zjuganov ― 6,82%

  3. プロホロフ Mihhail Prohhorov ― 3,88%

  4. ジリノフスキー Vladimir Žirinovski ― 2,46%

  5. ミローノフ Sergei Mironov ― 0,93%


参考までに,ロシア全体では,プーチン候補 63.7%,ジュガーノフ候補 17.2%だった。ただし,モスクワに限れば,プーチン支持票は47%で半数を切っていたらしい。

 選挙の結果が事実上投票前にわかっていて,当選確実の候補者が自分の支持する候補でなく,しかも,対立候補の誰にも投票したくないときには,投票に行く気にならない有権者が多いのではなかろうか。昨年の東京都知事選挙(2011/4/10)がまったくこのパタンだった私は投票に行かなかった。エストニアのロシア人も同じように考えたため投票率が低かったのではないか。ただ,これを大勢の有権者が行えば,当選候補の得票率が実際の支持率より高くなってしまうから,当選した候補に幻想を与えてしまってよくない。

 かりに,当選確実候補に対する不支持の意思表明をするために,反対意見をもつ有権者たちが他の候補に投票して,上位ふたりの決選投票に持ち込むことができたとしよう。その場合,どのような政治的意義があるのだろうかと考えると,はなはだ心もとない。ちなみに,先ごろ模範的な見事さで実施されたフィンランドの大統領選挙をみていて,当選候補が「民意の多数によって支持された」ことを再確認し,印象づけるために莫大な税金を使って2回目の投票を実施しただけではないか,というシニカルな見方もなりたつという気さえした。その決選投票でのフィンランドの新大統領の得票率は65%だったから,今回のプーチンの得票率と数字的には大して変わらない。

 民主主義が確立せず,選挙で不正が行なわれていることが明らかなロシアに,民主主義が根付いて(いるとされ),公正な選挙が行なわれている (と信じられている) 日本を投影して考えてしまう私が間違っているのかもしれないが,民主主義の根幹にある選挙という制度は,ときに虚しいものであるという気がしてならない。


集める       korjama
票          hääl
投票する      hääletama
選ぶ        valima
大統領選挙    presidendivalimised
勝利する      võitma
支持者       toetaja
投票用紙     valimissedel
開票        ülelugemine
選挙管理委員会 valimiskomisjon

タリンのロシア大使館前で ─ 「プーチン支持!」対「公正な選挙を!」
За Путин! vs Проведите честные выборы!

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