秋なのにまだ暖かい - soe sügis
東京でも10月に25℃を記録したりしているが,北欧のエストニアでも,今年の秋は暖かいようである。
記事: Tavatult soe sügis meelitas võililled ja õunapuud õitsele (Postimees 2011/11/05)
エストニアのタルトでは1865年から毎日の気温の変化が記録されていて,今年(2011)の10月の平均気温は6.9 ℃~10.5℃,この1世紀半で30番目に高温だったそうである。参考までに去年の10月の平均気温は 3.3℃~7.3℃だったから,今年の10月は,1日の最低気温が昨年の1日の最高気温とあまり変わらなかった日も多かったことになる。記録をみると,一昨年の10月は去年とほぼ同じ気温だが,2008年の10月の平均気温は7.7℃~10.6℃で,今年よりも暖かかったようだ。
暖かいため,渡り鳥の一部がまだエストニアにとどまっているほか,リンゴの花がもう一度咲いたり,5月~6月ころの花であるタンポポが咲いたりしている。ただし,こういう狂い咲き現象は過去にもしばしば起こっていることで,異常気象ではないというふうに専門家たちは考えているようである。
確かに私の経験した数回の北欧の冬の時期を思い出しても,非常に寒くて雪の多かった年もあれば,1月になっても日中の気温が氷点下に下がらない日が続き,雪がすっかり溶けてしまって,街が泥だらけの灰色だった年もあった。数年周期で,寒い冬と暖かい冬が交代するのが自然の姿なのだろう。ただし,秋が暖かいからといって,冬も寒さが穏やかになるとは限らないようで,専門家は,冬の寒さについて確実なことはまだ何も言えないとしているという。
暖かい秋 soe sügis
タンポポ võilill
リンゴの木 õunapuu
花を開く õitsele minema; õitsema
植物 taim
困難な raske
確実なことを言う midagi kindlat ütlema
天気 ilm
平均気温 keskmine õhutemperatuur
コウノトリの類 kurg
旅立つ lahkuma
穏やかな pehme
厳しい karm
予測する ennustama
氷点下 pakane
春 kevad
森林 mets
開花している õites olema
花 õis
普通でない ebatavaline
霜の被害 külmakahjustus
危険 oht
芽 pung
開く puhkema
夜間の寒さ öökülm
実 vili
越冬する talvituma
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