外国語教育 - võõrkeeled koolis
エストニアの学校で教えられている外国語は,英語,ロシア語,ドイツ語,フランス語などで,この4つの言語に関しては,高校卒業時に認証試験を受けるということはすでに話題にした。
関連ページ: 外国語の試験 - inglise ja vene keele riigieksamid (2011/04/22)
関連ページ: 高校生たちの成績 - riigieksamite tulemused (2011/06/22)
EU27カ国の小中学生の85%,高校生の95%が英語を外国語として学習しているという調査結果が公表された。2009年の数字である。
資料: English studied as a foreign language by 95% of pupils at upper secondary level in the EU27 in 2009 (Eurostat 2011/09/26)
英語の次に学習者が多い言語は,小中学校ではフランス語(16%),ドイツ語(9%),スペイン語(6%),高校ではドイツ語(27%),フランス語(26%),スペイン語(19%)となっていて,順位が違うだけで顔ぶれは同じである。数字をからもある程度想像はできるが,公表されている集計表を見ると,小中学校の外国語教育のほうが言語的に多様性が高いことがわかる。
エストニアを含めたバルト三国には,小中高を通じて,英語の次いでロシア語の学習者が多いという共通点があり,EU27カ国の中で1つのグループを作っている。
小中学校 高校
英語 ロシア語 英語 ロシア語
エストニア 78% 33% 96% 65%
ラトビア 78% 31% 97% 54%
リトアニア 86% 41% 91% 35%
これに対し,旧東欧諸国の多くはドイツ語志向である。
チェコ 英語・ドイツ語
スロバキア 英語・ドイツ語
ハンガリー 英語・ドイツ語
ポーランド 英語・ドイツ語
他方,バルト海を挟んでバルト三国の向かいの北欧三国は,外国語・第二言語教育の点で極めて特異である。
フィンランド 英語・スウェーデン語
スウェーデン 英語・スペイン語
ノルウェー 英語・スペイン語
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