« タリン駅前の青空市場 - Jaama Turg | トップページ | サビサール氏の中国訪問 - Savisaar sõidab Hiina »

ビールのおつまみ - küüslauguleib

 エストニアでビールのつまみといえば küüslauguleib ニンニク・パン,気取って言えばガーリック・ブレッドが定番である。

 系統的には,日本でガーリック・ブレッド,ガーリック・トースト,ガーリック・ラスクなどの名前で知られているものと基本的に同じパンの食べ方だが,日本のものはフランスパンを使うことになっているようだ。近所の大型スーパーに出店しているパン屋で売っている(最近見かけなくなった)ガーリックトーストは,フランスパンを20センチくらいの長さに切ったのを縦に半分に切ったもので作ってあり,ガーリック・ラスクもフランスパンを薄く輪切りにしたものを使っている。ただし,フランスパンを使う料理だから,この食べ方がもとからアングロ・サクソン系のものだとは考えにくく,英語の名前は借りもので,本来は由緒正しいフランス語の名前があるはず。ご存知の方はぜひお教えいただきたい。

 エストニアの küüslauguleib は,日本のガーリック・ブレッドなどとは違い,名前の通り leib 黒パンを使う。また,フランスパンを使ったガーリック・ブレッドはワインを飲むときに食べるものらしいが, küüslauguleib は典型的なビールのつまみである。つまんで一口で食べやすいように,USBメモリ,単三乾電池,かりんとう程度の大きさに切ってある。エストニアの居酒家 kõrts のメニューには,日本で言うおつまみ類にあたる suupisted という項目が必ずあって,その定番が küüslauguleib になっている。

 もともと,ビールには黒パンがよく似合う。エストニアの居酒家でビールと料理を頼むと,まずビールが出てきて,続いて黒パンが出てくる。もちろんこの黒パンはお通しではなくて,料理について来るものなのだが,料理のできるのを待っている間,その黒パンを食べることになるから,結果的には黒パンがビールのつまみにもなっている。

 このビールのつまみの定番がスナック菓子になって,エストニアのスーパーで売られている。西ヴィル県の田舎の村の店で売られていたのを見つけたのが最初だが,タリンの中心のタリン・デパートの地下食品売り場で売られていたのも同じ商品だった。居酒家で食べる作りたての küüslauguleib にはみかけも味もとてもかなわないが,ホテルの部屋でビールを飲むときのつまみとしては十分で,居酒家の雰囲気が味わえる。姉妹品として juustu-sibula maitseline leib チーズ・オニオン味 もあるので,お試しあれ。

 エストニア国産のスナック菓子類は,比較的少量の袋で町のキオスクなどを中心に売られているので,この küüslauguleib 菓子も,よく探せば案外簡単にいろんなところで買えるのかも知れない。パーッケージはエストニアのものだから,外国ブランドのものと比べると見劣りし,味も今ひとつということが多いが,手作りの駄菓子屋さん的感触がなんとも言えないので,私はエストニア国産のスナック菓子類をよく買う。参考までに,エストニアの黒パン leib はいろんなものをお店で売っていて,どれもおいしい。エストニアの国産ブランドの黒パンのほかに,フィンランドの Fazer ブランドの黒パンもあるが,フィンランドから持ってきたパン酵母で焼いている可能性はあるにしても,それがとくにおいしいわけでもないし,商品の性格上,エストニアの Fazer パンも国産パンの一つにすぎない。

 参考ページ: ガーリックブレッド (NHK みんなのきょうの料理)

küüslauguleib naturaalse küüslaugupüreega

juustu-sibula maitseline leib

日本で言うガーリック・ブレッドの例
ガーリック・トースト日本風

|

« タリン駅前の青空市場 - Jaama Turg | トップページ | サビサール氏の中国訪問 - Savisaar sõidab Hiina »

料理・食文化」カテゴリの記事

街・商業」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/543873/52709620

この記事へのトラックバック一覧です: ビールのおつまみ - küüslauguleib:

« タリン駅前の青空市場 - Jaama Turg | トップページ | サビサール氏の中国訪問 - Savisaar sõidab Hiina »