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エストニアの反ソビエト・ゲリラ - metsavennad

 南エストニアの Võru の近郊の国道沿いの森の中から,10人の白骨死体が発見された。

 記事: Võru lähistelt avastati arvatav metsavendade ühishaud (Postimees 2011/08/25)
 記事: Teadur: ühishaud on Eestis sensatsiooniline leid (Postimees 2011/08/25)

 1950年代,南エストニアで,ソ連邦の秘密警察 NKVD による大掛かりな反体制ゲリラ狩りが行なわれ,その戦闘で大勢のエストニア人の反体制活動家たちが殺され,このあたりに埋められたらしいと,地元で言い伝えられているほか,ゲリラの住居や地下壕の後が残っている。今回の白骨は,そのときのものと考えられるが,これだけ大人数の白骨死体がまとまって発見されたのは珍しいという。

 第二次大戦後のエストニアの反体制ゲリラは metsavennad 森の同胞 と呼ばれた。ソフィ・オクサネンの小説「粛清」 (フィンランド語原題 Puhdistus; エストニア語訳 Puhastus) では,主人公 Aliide の姉 Ingel の夫 Hans Pekk が森に逃げて,森の同胞の仲間に加わるというストーリーが出てくる。1950年代の初め,スターリン時代の末期という想定である。

 ソビエト政権の公式の記録では,エストニアでは1495人が森の同胞として射殺・殺害されている。対応する数字は,ラトビアでは約2300人,リトアニアでは約20000人,ウクライナでは10数万人に上るという。

森の同胞    metsavend
共同墓地    ühishaud
発見する    avastama
反体制活動家 vastupanuvõitleja
反体制     vastupanu
埋葬する    matma
殺す       tapma
国道,街道   maantee
建設する    ehitama
記念碑     mäletsuskivi
発掘する    kaevama
骨,骸骨    luukere, luustik
町外れに    linna serval
すぐそばに   vahetus läheduses
遺体,死体   laip, surnukeha
戦闘      lahing
発見      leid
記憶      mälu
法医学    kohtumeditsiin
 
森の同胞の住居跡 (Alam-Pedja)
Metsavendade eluaseme jäänused Alam-Pedjal.

森の同胞の地下壕のあと (Raplamaa)
Metsavendade punker Raplamaal.

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