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カレイとヒラメ - lest ja kammeljas

 エストニア人が食べる魚 kala の種類は余り多くないが,魚料理 kalatoit をよく食べる点では,日本人と共通点があるといえるかもしれない。

 週末 (8/12-14) ,近くの別荘村 Käsmu カスムで Viru Folk ヴィル民族音楽祭というお祭りがあり,最終日の日曜日に行ってみたら,タルトの古本屋さんがテントを出していた。ソビエト時代に出たエストニアの魚と魚料理の本があったので買ってみた。

・N. Mikelsaar. Eesti NSV kalad. Valgus, 1984. [エストニア共和国の魚類]
・J. Välimaa. Kalatoidud. Eesti Riiklik Kirjastus, 1964. [魚料理]

 日本語の Wikipedia によると,カレイとヒラメの見分け方は,カレイは目が右側にあり,ヒラメは目が左側にあることだそうである。エストニアで見られる魚を扱った本でそれを確認すると,

 lest ─ カレイ
 kammeljas ─ ヒラメ

と考えてよさそうだ。フィンランド語では,カレイのことを kampela と呼ぶし,エストニアでは方言でカレイを kammeljas と呼ぶところもあるらしいので,紛らわしい。この本によると,エストニアのカレイには目が左側についているものが稀に見られるが,目が右に付いているヒラメはまず見られないそうだ。

 カレイはエストニアで比較的よく食べる魚である。もっともふつうの食べ方は,カレイに衣をつけて油で焼いたもので,praetud lest (英語ではおそらく fried flounder) と呼ばれる料理だ。今回の旅行中私はすでに2回食べている。アルティヤ村の隣村 Vergi ヴェルキの港の近くには,この料理が専門というか,この料理以外はほとんど何もない(らしい)ダンス居酒屋があって,比較的有名なようだ。味はどっちがいいか知らないが,ヴェルキ港の居酒屋でも同じ料理が食べられる。この praadima (英語 fry) という調理法は,フライパンにたっぷり油をひいて熱処理することだが,日本でいう魚のフライよりは,目玉焼きの焼き方に近い。いずれにしても,とんかつを揚げるような具合にフライにするのは無理そうな大きさの魚である。私の理解が正しければ,日本の焼き魚は,基本的にあぶるだけで,油を使ったり,衣をまぶしたりしないから,praetud lest は焼き魚よりはフライに近いのだが,カラッとしていないので,フライとは呼びにくい。

 カレイは,平たくて薄い上に,比較的骨が多いので,praetud lest は美味しいけれども,身が少な目で1匹では物足りない感じがする。

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lest ─ カレイ
Lest

kammeljas ─ ヒラメ
Kammeljas

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