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テーマパーク「ポックの国」- Pokumaa

 エストニア唯一のテーマパークといっていい「ポックの国」(Pokumaa ポックマー; ポックランド) だが,建設のときから資金不足に悩まされ,開業後も経営難に苦しんできた。今年初めには閉業という話も出たようだが,この夏もなんとか営業しているようだ。

 記事: Uus juht püüab Pokumaale elu sisse puhuda (Postimees 2011/06/11)


Pokuraamat. 1994.
 この夏のシーズンは,そこそこの訪問者があり,館長の給料が出るくらいの収入もあるらしい。

 関係者の間には,フィンランドのムーミンランドのような遊園地にしたいという夢もあるようだが,存続させるための現実的な方向は,国立の野外博物館のような性格の施設に替えることだとする意見が強いようだ。

 ポック Pokud というのは,2006年になくなった画家のE・ヴァルテル (Edgar Valter) が1994年に出した「ポックの本」 (Pokuraamat) でデビューしたキャラクターで,その正体はヤチボウズ。ひとことでいえば,ヤチボウズの集団と,森に犬と猫と一緒に暮らす人間のおじいさん (作者にそっくり) との交流の物語で,ベストセラーになって,続編が何冊も出た。ヴァルテル自身が,文と挿絵を描いている。


 関連ページ: 野外劇 - näitemäng (2010/07/26)

【更新履歴】 2009/07/24 に書いた記事を現状に合うように改訂増補した [2011/06/11]

ヤチボウズ (Tussock)

 ヤチボウズ(谷地坊主)は湿地を好むスゲ類が作り出した根のかたまりで,その形が坊主頭のような形をしていることから付けられた名前です。このような形になるのは枯れたスゲの上に新しいスゲが育つためです。スゲは秋には枯れてしまいますが,年間を通して低温な気候であるため,スゲの葉や根が分解されず,その上に新たにスゲ類が育ち,枯れるという作用を繰り返しながら徐々に高くなっていきます。さらに土壌が凍結して隆起する寒冷地特有の現象によって,スゲの根を押し上げるため坊主頭のような形になっていくと言われています。そして何十年もかけて春先の雪解け水や雨水が湿原に流れ込んで根元周辺の土を流失させるため,根元は細くなっていき,人の頭のような形になります。ヤチボウズの中心部分は虫のすみかになっています。アリ,クモ,ムカデ,甲虫類も住んでおり,時にはサンショウウオが潜り込んでい越冬したりすることもあります。 ─ 釧路市湿原展望台遊歩道アオサギ広場の説明板より

[ 写真出典:フリー写真素材集 旅Photo ]
ヤチボウズ

「ポックの国」の館長 Urmas Roht 氏
Urmas Roht ei küsi riigilt Pokumaa tarvis palju raha, õigupoolest vaid talvekuude tegevuskuludeks. Suvel saab ta enda jutu järgi ise hakkama. Seitsme muu kuu üleelamiseks piisaks ka 16 000 eurost.

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