震災で親を失う - orvuks jääma
東日本大震災で,片親を失った子どもが少なくとも1200人,二親とも失った子どもが200人,合わせて少なくとも1400人の子どもが親をなくしたという記事がエストニアの新聞サイトに載っている。
記事: Jaapani looduskatastroofi tõttu jäi orvuks 1400 last (Postimees 2011/06/08)
フィンランドのテレビが伝えたニュースとして報じられたが,フィンランドのテレビ局 MTV3 のサイトで探してみたら,このニュースはCNNが伝えたものらしい。CNN のサイトをみると,石巻のスガワラ・サヤカさんという両親を失った15歳の少女が,何も残っていない自宅のあとを訪れている映像がある。なお,慈善団体が,震災の記憶を風化させないために,サヤカさんを含む4人の子どもたちをニューヨークへ連れて行くという,わかりにくい話も出てくるが,何事も自国中心で考えるアメリカのメディアのニュースなので,そういった部分はさらりと見過ごす寛容の精神が大切だ。
エストニア語の orb は英語の orphan と同じで,片親と死別した子どもについても使われる。日本語の「孤児」は,両親が死亡した場合についてのみ使うので,ぴったりする訳がない。
記事: Plight of Japan's 'tsunami orphans' (CNN 2011/06/07)
自然災害 looduskatastroof
孤児になる orvuks jääma
親と死別した子 orb
子ども laps
失う kaotama
親 vanem
両親 mõlemad vanemad
育つ kasvama
親戚 sugulane
養護施設 lastekodu
助ける aitama
慈善団体 heategevusorganisatsioon
忘れる unustama
乏しい kasin
東北日本 Kirde-Jaapan
死者 hukkunu
行方不明者 teadmata kadunu
養子にする lapsendama
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