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原子力発電所の安全性 - tuumaelektrijaam

 国民の不安を鎮める目的だと思われるが,エストニアTVは,専門家をスタジオに招いて,原子力発電は安全だとする番組を放送した。

 記事: Raukas: Eesti saab tuumajaama niikuinii (ERR 2011/03/15)
 記事: Raukas: Eesti saab tuumajaama niikuinii (Postimees 2011/03/15)

 専門家のインタビューの画像には,いろいろなミニ情報が字幕で流された。

Keskkonnaamati kinnitusel ei ole Fukushima õnnetuse mõju laienemine Eestisse võimalik.
 エストニア環境局は,福島原発の自己の影響がエストニアにまで及ぶことはありえない

Venemaa, Hiina, India ja Pakistan teatasid, et jätkavad plaanipäraselt uute tuumajaamade ehitust.
 ロシア,中国,インド,パキスタンは,計画通り原発建設を進めると宣言した

Eesti tugevaim maavärin pärineb 1976. aastast, mil meil toimus 4,7 magnituudine Osmussaare maavärin.
 エストニアで過去に起こった最大の地震は,1976年のマグニチュード4.7の地震である

Kõige parem koht tuumajäätmete hoidmiseks on maa-alused looduslikud või inimtekkelised koopad ja käigud.
 放射性廃棄物を保管するもっとも安全な場所は,地下にできた自然あるいは人工の穴や通路である

 番組では,原子力発電に反対する理由としてあげられる意見を3つにまとめている。

(1) 原子力発電所の建設は高価で,エストニアのような小国には経済的に割りに合わない。
(2) 原子力発電所は事故が起こった場合に,極めて危険である。
(3) 原子力発電所の出す放射性廃棄物は安全な保管が極めて難しい。

 専門家によると,原子力発電所の人気が落ちた今は値段が下がって買いどきだという。統計的に言えば,原子力発電所は決して危険が高いとは言えないということが改めて繰り返され,たとえば,中国でおきた地震では原発事故が関わっていないのに8万人の犠牲者が出ていることなどが引き合いに出された。また,エストニアでは地震がめったに起こらないし,過去に起こった最大の地震がマグニチュード4.7だったことが指摘され,これから建設される原子力発電所はマグニチュード9.2の地震を想定したものになるはずだから絶対安全だとされた。放射性廃棄物については,地中深く埋めるの方法をとれば極めて安全だという。

 現在世界には442基の原発があり,その4分の1がアメリカに,フランスと日本にも50基以上あって,世界の電力の17%が原発によって発電されている。最初に原発を建設したのはソ連で,1954年だそうだ。約60年間に,スリーマイル島自己 (1978),チェルノブイリ事故 (1986) そして今回の福島原発事故と,大きな事故が3回起きた。

 なお,番組の中でキャスターが,日本ではヨウ素剤を求める人々が薬局に殺到しているとコメントしていたが,これは事実に反する。日本では,医師の処方がないとヨウ素剤を手に入れることができない。フィンランドの話が混線しているようである。

Tuumajaam_hind

Tuumajaam_ohtlik

Tuumajaam_tuumajäätmed

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コメント

ヨウ素剤についても、嘘の情報が出回っているようですね。某うがい薬を飲むだとか、、、
こういう時こそ、正確な情報が必要だと思います。

投稿: D1994 | 2011/03/16 21:50

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