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受験シーズン - riigieksamid

 エストニアには受験シーズンが2回ある。1つは,4月に行われる高校卒業資格を科目ごとに認定するための国家試験 riigieksamid で,願書は2月の初めに締め切られる。もうひとつは,大学ごとの選抜試験 sisseastumiseksam で,7月に行われる。

 記事: Populaarseim riigieksami valik on inglise keel (Postimees 2011/02/11)

 大学入試の共通一次試験である国家試験は,科目ごとに別々に受験希望の願書を出し,受験日も科目ごとに異なるので, riigieksamid という複数形が使われる。

 今年 (2011) の受験予定者の集計が発表された。それによると,普通高校生 17,105人,普通高校卒業者 (浪人生) 1398人,職業高校生 1963人,合計で20,466人となっている。昨年 (2010) の対応する数字は,それぞれ,18,376人,1241人,2102人,21,899人なので,昨年比 6.5%少なくなっている。

 科目別の受験生の数 (括弧内は昨年) を見ると,エストニア語+作文 9925人 (10,347),英語 8195人 (8618),社会 6426人 (6183),地理 6271人 (7006),数学 4636人 (4812),生物 2992人 (3424),化学 2037人 (2156),歴史 1624人 (1896),物理 736人 (776) などとなっている。

 また,ロシア語系学校の学生対象の「第二言語としてのエストニア語」の受験生は 3239人 (3463),ロシア人向けのロシア語試験の受験生は 1518人 (1741),「外国語としてのロシア語」の受験生は393人 (368),ドイツ語 282人 (389),フランス語 34人 (37)となっている。

 外国語の試験では,英語の人気が圧倒的に高く,また,ロシア語系学生の中で,「第2言語としてのエストニア語」の試験の受験生は,ロシア語試験の受験生のほぼ2ばいである。

 高校卒業の資格をとるためには,最低3科目の試験に合格する必要がある。また,高校2年生までに必須コースをすべて修了していれば,3年生でなくても国家試験を受けることができる。

 関連ページ:
  受験 - eksamid (2010/02/06) ─ 作文試験 - kirjanda (2010/04/25) ─ 数学 - matemaatika (2010/06/06)

国家試験    riigieksam
入学試験    sisseastumiseksam
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国家試験センター riiklik eksamikeskus
必須の      kohustuslik
選択科目の   vabatahtlik
作文       kirjand
社会       ühiskonnaõpetus
歴史       ajalugu
ロシア語系学校 vene õppekeelega kool
第2言語としてのエストニア語 eesti keel kui teine keel
外国語としてのロシア語 vene keel võõrkeelena
年度,学年   õppeaasta
最終学年    lõpuklass

エストニアの受験風景。水を満ち込むことが許されているところが人間的である。
Riigieksam

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