« 開いている - lahti olema | トップページ | 阪東妻三郎の無声映画 - tummfilm »

記念日 - aastapäev

 南エストニアの Põlvamaa ポルヴァ県 Räpina ラピナ市の学校が,南隣のロシア・プスコフ州 Псковская область (Pihkva oblast) のペチョルイ Печоры - Petseri ペツェリの学校の生徒たちの交流が今年で10年目を迎えた。

 記事: Räpina ja Petseri kool tähistasid koostöö aastapäeva (ERR 2011/02/13)
 記事: Räpina ja Petseri kool tähistasid koostöö aastapäeva (ERR 2011/02/13)

 ペツェリ地区は1950年ころまではエストニアに属していたが,スターリン時代の末期にロシア領に組み込まれた地域で,日本の北方領土問題との類似性を指摘するエストニア人がいる。しかし,最近の日露関係のぎくしゃくと,この記事の学校間交流の話を比べると,この2つの「領土問題」は共通点があるようで,やはりかなり性格が違っていると考えたくなる。

 関連ページ: エストニアのセトの伝統歌謡 - seto leelo (2009/10/01)
 関連ページ: エストニアとロシアの国境 - piir (2009/10/01) [地図]

 エストニアのラピナの子どもたちは学校でロシア語を勉強しているのだが,ペツェリの学校の生徒たちと交流するには,ロシア語の知識が十分でないらしい。また,ペツェリの学校では,自由科目としてエストニア語を教えているというが,エストニアTVの映像を見た限りでは,生徒たちのエストニア語の知識は,あいさつの域を出ないようである。

 ラピナからペツェリまではバスで30分程度の距離とのこと。きっと国境ではちゃんと話がついていて,待たされずに通過できるのだろう,などというコメントは多少意地悪かもしれない。頻繁に行き来しているようで,来月,エストニアの子どもたちがペツェリの訪問にやってくるときのために,ロシアの子どもたちは,ロシア民話をもとにしたエストニア語の劇の練習をするそうである。

お祝いする    tähistama
協力        koostöö
記念日       aastapäev
相互に訪問しあう üksteisel külas käima
交換する      vahetama
隣人        naaber
わくわくするような põnev
文化的な違い  kultuurilised erinevused
気に入る     meeldima
友情を深める  sõbrunema
理解する     arus saama
意思伝達する  suhtlema
足りない     puudu jääma
昔ばなし,民話 muinasjutt
上演        etendus

エストニアのラピナの生徒たち
Rapina_eesti

ロシアのペツェリの生徒たち
Petseri_vene1

Petseri_vene2

Petseri_vene3


|

« 開いている - lahti olema | トップページ | 阪東妻三郎の無声映画 - tummfilm »

旅行・地域」カテゴリの記事

言語」カテゴリの記事

教育」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 記念日 - aastapäev:

« 開いている - lahti olema | トップページ | 阪東妻三郎の無声映画 - tummfilm »