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エストニア紹介のラジオ番組

 今日 (15日) の昼12時から,J-WAVE というFMラジオ局 (FM 81.3Mhz) で放送された MODAISTA という番組の中でエストニアが紹介された (14:00~14:40)。残念ながら,放送は関東地方だけだったらしいが,聞いた方も多いだろう。

 番組紹介のウェブページ: vol.198 Know the UnKnown...Estonia 知られざるエストニアカルチャー 
 番組が聞けたウェブページ: J-WAVE (radiko.jp)

 番組のタイトルは「Know The Unknown: Estonia - 知られざるヨーロッパの隠れ家 エストニアを知る」というらしいが,「隠れ家」と呼んでおいて,大々的に宣伝するのはちぐはぐな気がする。隠れ家は,ひとりで密かに行くべき場所で,知り合いに知られてしまったのでは隠れ家ではなくなってしまう。エストニアへ行く時は,できるかぎりツアーではなくひとりで行きましょう (笑)

 ところで,細かいことだが,ひとつ気になったことがあった。番組では,ヤンノ・ユリソーさん (参考ページ: エストニアのウォッカ - Viru Valge) が出ていたが,彼のことを「在日エストニア人」と呼んでいたほか「在日...年」という言い方もしていたと思う。私の語感では「在日○○人」は,中国人と韓国・朝鮮人としか結びつかない表現なので,ひどく座りがわるく感じた。もしこの言い方を普通に使っても問題ないとすると,今後は「在日アメリカ人,在日イタリア人,在日インド人」などと呼んでもいいことになるが,皆さんのお考えはいかがですか。私の語感が間違っているのかな。

 エストニアへの観光客誘致が目的の番組であることはわかるが,タリンを訪れる外国人観光客の例として,イギリス人やイタリア人だけをあげたのでは誤解を招く。外国人観光客で一番多いのはフィンランド人で,次がロシア人だということを知ってから出かけたほうがいいと私は思う。夏には確かにヨーロッパの南の方の国からも大勢やってくるから,ドイツ人などはかなり多い (年金生活者たちかなと思う平均年齢の高いツアーによく出くわす) いるとは思うが,イギリス人やイタリア人,フランス人などはどちらかと言えば少数派を形成しているというイメージを私は持っている。

 番組で話題になったエストニアのインターネットの普及だが,確かに日本よりは公共無線LANが普及しているし,いわゆる e-banking (エストニア語では internetipank インターネット銀行) の普及はめざましい。この10年くらいで,エストニアのネット事情はすっかりかわってしまったのだが,番組から受けたイメージと,現地での実際の利用しやすさの印象との間にはかなりのギャップがある。エストニアのインターネット通信網の弱点は,無線に頼っているために,天候などによってすぐ機能しなくなることだ。昨年8月にキフヌ島に行ったとき,たった4~5日の滞在期間だったのに,インターネットが使えた日が正味2日くらいしかなかったことを思い出す。キフヌ島では,インターネットはおろか固定電話を使えなくなり,携帯電話だけが機能していた日があったし,その日は携帶でのデータ通信も非常に遅かった。こういうときは,本土とのデータ通信が途絶えているから,クレジットカードも使えない。帰りのフェリーの中で無線LANが使えたのはびっくりしたが,まあなんともちぐはぐだ。なお,日本よりは高齢者層のインターネット利用率が高いという印象はあるが,有名な電子投票にしたところで,すべての人が利用できる,あるいは利用しているわけではない。

 批判ばかりみたいでバランスがとれないので,番組でよかったところも書いておく。エストニアの伝統料理は,おおむね起源がドイツ料理で,黒パン (ライ麦パン),酢漬けのキャベツ (ザウアークラウト), 黒ソーセージ (「血のソーセージ」) ,ジャガイモ,ローストポークなどが代表的だという話は,このブログですでに何度か話題にしたことである。この辺の認識は,私もまったく同じである。欲を言えば,蕎麦きのこをよく食べるという話が出ればさらに面白かったと思う。

【更新履歴】 放送の前日にアップロードした文章を,放送を聞いた後大幅に書きなおしたが,タイトルはそのままにした。 (2011/01/15)

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コメント

まさに今、聴いているところです。まだエストニアについての話はありませんが、楽しみに待っています。

投稿: D1994 | 2011/01/15 12:21

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