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殺人 - tapmine

 エストニアは,EU諸国の中でリトアニアに次いで殺人の多い国という統計が発表された (Eurostat: Crime and Criminal Justice - Issue number 58/2010)。

 エストニアでは2006年~2008年に,1年間に平均人口10万人あたり6.6人が殺人事件の被害に遭っている。対応するリトアニアの数字は 8.76人である。首都の比較でも,エストニアのタリンは,人口10万人あたり年間に6.04人で,リトアニアのビルニウスの8.28人についで第2位である。

 対応する数字をフィンランドについて見ると,国全体で 2.34人,首都ヘルシンキが2.01人となっており,違いは一目瞭然である。

 都市部の方が殺人が多いのかと思うと必ずしもそうではないようだが,ベルリン,パリ,ウィーン,ロンドン,マドリッドといった大きな都市では,やはり国全体の平均より殺人事件が頻繁に起こっている。

 ただし,エストニアでも,殺人事件の件数は,2002年以降減少傾向にあり,2002年に147人いた殺人被害者は,2006年には91人,2008年には84人と減少している。

 記事: Eurostat: Eestis on tapmiste arv üks ELi kõrgemaid (Postimees 2010/11/29)
 関連ページ: 犯罪件数 - kuritegevus (2010/11/11)


 エストニア語の名詞 tapmine は,動詞 tapma (殺す) の名詞形で,字義通りには「殺すこと」という意味だが,単独で使われると,たいてい殺人 (英語 homicide) を意味する。

殺す   tapma
殺人   tapmine
平均で  keskmiselt
下降する langema

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