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公衆電話 - taksofon

 エストニアで公衆電話サービスを運営していた電話会社 Elion が,12月1日の午前9時をもって,公衆電話サービスを廃止した。同時に,テレホンカードも使えなくなった。テレホンカードの未使用金額については,1年以内に申し出れば払い戻しが受けられる。公衆電話の利用は年々減少し,2004年に公衆電話機1台当たり毎日30分程度の利用があったのが,現在では1分程度にまで減少していた。

 記事: Elion sulgeb kolmapäeva hommikul taksofoniäri (Tarbija24 2010/11/30)

 匿名の情報提供ができる時代はとうとう終わった,という読者コメントが印象的だ。

 この話を読んで,一瞬エストニアに公衆電話ってあったっけ,と思ったが,すぐに,タリン空港の一般ロビーに何台かあったことを思い出した。タリン空港にヘルシンキからの飛行機が飛ぶようになったのは,ソビエト体制崩壊以後だから,1990年代以降の話だが,今のような携帯電話がなかった時期はもちろん,日本人が海外旅行で携帯電話を使うことが一般化していなかったころは,空港から知人たちに連絡するとき,私も公衆電話を使った。ただ,タリンの街では日本の都市とちがって公衆電話はほとんどなかったように思う。

 話は横道にそれるが,ソビエト時代は,自宅に電話がない人もあったし,電話は公安に盗聴されている恐れもあったので,今ほどは電話を利用しなかった。電話で,時間と場所だけ申し合わせ,実際の話は道を歩きながらするというのは,決して映画の中だけの話ではなかったし,電話回線は音質が悪く,混線も多くて (他人の電話がバックグラウンド・ミュージックのように聞こえることもあった),接続の信頼性が低かった (とくに電話回線によるインターネット接続は最悪だった) から,情報伝達における電話への依存は今よりずっと小さかった。携帯電話の時代になって,盗聴は昔よりずっと簡単になったはずだが,公安に盗聴されているかもしれない危険を恐れながら話す緊張感がなくなって,人は電話で話す内容を気にしなくなってしまった。

【補足】 エストニアの公衆電話の廃止のニュースが有料のニュースサイトに載っている。契約するとニュースを配信してくれるサービスらしい。トライアルで登録すると2週間の無料利用ができると書いてあるが,ビジネス客を前提にしているようで,電話がかかってくるらしい。面倒なので申し込みはやめた。(2010/12/05)

 記事: エストニア、公衆電話サービスを廃止 (NNA.EU)

閉鎖する    sulgema
公衆電話    taksofon
テレホンカード taksofonikaart
利用する    kasutama
維持費     hoolduskulud
個人客     eraklient
公衆電話サービス taksofoniteenus
役割を終える  oma aja ära elama
消費者     tarbija
行動      käitumine
必要性     vajadus
返却する    tagastama
未使用である  kasutamata jääma
有効期間    kehtivusaeg
経過する    mööduma
返却を受ける  tagasi saamima
販売店     esindus
匿名の     anonüümne
最終的に    lõplikult
終了する    läbi saama

Taksofon.

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