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ロシアから選挙資金? - Savisaar ja rahastamisskandaal

 エストニアの中央党党首でタリン市長の Edgar Savisaar サビサール氏の政治生命を危機にさらすスキャンダルが持ち上がった。新聞 Postimees のオンラインサイトのトップ記事は,22日は一日,この関連のニュースである。

 記事: Jakunin lubas Savisaarele 1,5 miljonit eurot valimiste rahastamiseks (Postimees 2010/12/21)
 記事: Ilves fraktsioonide juhtidele: iga teene ootab vastuteenet (Postimees 2010/12/21)
 記事: Boroditš: ei saa kahjuks hetkel kommenteerida (ERR 2010/12/21)

 中央党党首のサビサール氏が,選挙資金をロシアから調達しようとしたことが明らかになったとする文書が,エストニア公安警察 Kapo (Kaitsepolitsei) のホームページに21日の夜掲載された。これに先立って,イルベス大統領 Toomas Hendrik Ilves が国会 Riigikogu の各党派の代表と会って,事態の説明を行ったようだ。

 事態はかなり深刻で,中央党のなかからも Savisaar 氏が党首の立場から退くべきだとする声があり,また,タリン市政で中央党と組んでいる社民党も,Savisaar 氏に市長の辞任を迫る談話を発表している。

 タリン市長の Savisaar 氏は,ロシアからの選挙資金の調達を,助役 abilinnapea の Deniss Boroditš ボロディッチ氏と組んで画策していたとされるが,Boroditš 氏は,現在エストニアにいないことを理由にエストニアテレビの取材を断ったと伝えられ,モスクワ滞在説までささやかれているらしい。【*注】

 エストニアは,来年3月の総選挙を控えて,政党間で,中傷合戦に近いような激しい攻防が始まっている.
この事態は,ロシア系住民の中央党への支持そのものに直接の影響は及ぼさない可能性も考えられるが,国家に対する裏切り者のイメージを与えられた Savisaar 氏の政治生命は危うくなっている。

 公安警察 Kapo のホームページに載ったとされる文書を掲載した新聞 Postimees の記事には,掲載されてから10時間余りの間に 650 近い読者のコメントが寄せられていることからも,このニュースへの関心の高さがわかる。

【補足】 タリン市助役 Boroditš ボロディッチ氏は本当にモスクワに行っていたらしい。22日の夜,帰国したボロディッチ氏を空港に迎えにサビサール氏自身が現れたことが報道された。サビサール氏は,自分を公安警察 Kapo に売った人物がボロディッチ氏ではないかと疑って,彼がマスコミと接触する前に連れ去ったのだという説が流れた。 (2010/12/25)

イルベス大統領
Eesti president Toomas Hendrik Ilves

サビサール・タリン市長
Tallinna linnapea Edgar Savisaar pressikonverentsil.

ボロディッチ・タリン市助役
Tallinna abilinnapea Deniss Boroditš.

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