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ユーロがやってくる - euro käibeletulek

 いよいよ待ちに待った (?) ユーロ euro がエストニアにやってくる。新貨幣を迎えるにあたっての心構えが新聞 Postimees のサイトに書かれている。

 記事: Mida tuleks eurost teada? (E24 2010/12/30)
 記事: Euro toob jälle sendid hinda (E24 2010/12/30)

 これまでに交換されたエストニア・クローンの硬貨は,流通量の4分の1だけで,かなりの金額の硬貨は,思い出の品として,あるいは,子どもたちのおもちゃとして,エストニア人たちの手もとに残るものと考えられる。

 ユーロ移行に当たっての基本的なことを,おさらいしておこう。

 ・エストニアは2011年1月1日からユーロに移行する。
 ・クローンは,1ユーロ=15.6466クローンの交換比率で,ユーロに交換される。
 ・元旦からは,クローンを銀行に預けると,黙っていても自動的にユーロになる。ユーロへの換算は,1セント単位で行われ,小数点以下3桁目で四捨五入される。
 ・1月の最初の2週間は,ユーロとクローンの併用期間で,現金の場合に限り,クローンだけ,あるいはクローンとユーロを組み合わせた支払いが可能である。つり銭は,原則としてユーロになる。
 ・1月15日からは,ユーロがエストニアの唯一の通貨となる。
 ・6月末までは,国内のすべての銀行で,手数料なしにクローンをユーロに交換できる。7月以降12月末までは,交換は一部の銀行だけになる。なお,エストニア銀行ではいつでも交換できる。
 ・商店では,2011年6月30日まで,商品の値段をユーロとクローンの両方で表示することが義務付けられる。

 まだいろいろあるが,このくらいにしておこう。

 言語学的に面白いのは,諸物価高騰ですっかり使われなくなっていた1クローン kroon の100分の1にあたる sent セントが,ユーロの100分の1を表す単位としてふただび使われるようになることだ。参考までに sent の単数属格は sendi, 単数分格は senti である。日本語の「一文も(ない)」「一銭も(ない)」にあたる表現は,ソビエト時代は kopikatki 「1コペーカも」のように kopikas コペーカが使われたが,それが独立回復後は sentigi 「1セントも」のように sent セントになった。その表現をユーロ移行後も継続的に使うことができる。

 関連ページ:
  ユーロ硬貨 - euromünt (2010/07/17)
  エストニア・クローンのお札の肖像 - Eesti rahatähed (2010/10/16)
  エストニア・クローン (2) - Eesti kroon (2010/06/22)

クローン   kroon
ユーロ    euro
セント    sent
共通通貨  ühisraha
尊重する  lugu pidama
硬貨     münt
記念,思い出 mälestus
価値     väärtus
偽造する  võltsima
紙幣     rahatäht, pangatäht
デザイン   kujundus
表側     esikülg
裏側,裏面 tagakülg
正真正銘の ehtne
すかし    vesimärk
交換する  ümber vahetama
交換レート vahetuskurss
銀行     pank
厳密さ    täpsus
四捨五入する ümardama
小数点以下 pärast koma
送金,振込み ülekanne
カード取引  kaardimaks
現金     sularaha
つり銭    vahetusraha
手数料   teenustasu, vahendustasu
期限なしに tähtajatult
待ち行列  järjekord


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