空の色はどんな青? (2) - sinine
エストニア語の詩で sinine (青い) と形容されている空の色はどんないろなのだろうかという話 (11/03) の続きである。
関連ページ: 空の色はどんな青? - sinine (2010/11/03)
サツマイモの一種にムラサキイモ(紫芋)と呼ばれる品種がある。そのムラサキイモの新種として2005年に「暁紫」(あけむらさき)と呼ばれる品種が登録されたらしい。「あけむらさき」の「暁」は「紫芋品種の新しい時代の幕開けを表現したもの」という。つまり明け方の空の色とは直接の関係ない命名らしいが,この名前を地下鉄の車内の芋焼酎の広告で見つけて,「暁」という文字の連想で,問題の青は暁の空の色のことだったという基本的なことを改めて思い出した。夜明けの空の色の話なのに,夕暮れの空の色を問題にするだけで満足していたうっかりに気づいたのである。ふだん早起きをすることがない私のような人間の陥りそうな過ちである。
参考までにネットで画像を探してみると,紫芋は左上の写真のような色をしているらしい。なお,この暁紫から造られた芋焼酎は「こく紫」という名前で売られているそうである。芋焼酎は個人的には遠慮したいので,この話題はこれくらいにしておく。
紫芋の話はさておいて,夜明けの空の写真がないかとネットを探してみた。
筑後平野 夜明けの月 (ぼくの出会った風景)
夜明け前の富士山 (やんごとないもの2)
夜明けの空の方が,だんだん明るくなって行くせいか,きれいな青色に見えるようである。 (つづく)
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