秋の公園 - sügisene park
南エストニアは15日,とても暖かかったようで,昼の12時の気温は11.4℃だったそうです。南エストニアの11月の最高気温は,1967年11月3日に記録された13.8℃。
写真は,タルトの公園の秋の風景だそうです。私は,菱田春草の絵を連想しました。「落葉」,名画だと思います。
記事: Tartus püstitati soojarekord (Postimees 2010/11/15)
英語では落ち葉のことを fallen leaves と呼ぶようです。一方,シャンソンの「枯れ葉」 Les feuilles mortes は,英語で Autumn Leaves と訳されているところを見ると,枯れたまま枝に残っている葉なのではないかと思っていたけれど,フランス語の歌詞は,こういうふうになっています。
Les souvenirs et les regrets aussi.
枯れ葉がたくさん集まってくる
思い出や,後悔たちも
参考までに,手元の仏和辞典をひいてみると,à la pelle は字義通りには「スコップに」「ちりとりに」という意味で,「たくさん」という意味の熟語として使われるようです。イメージとしては,パリの通りの歩道のところどころに,枯れ葉が吹き溜まりのように集まっている光景が浮かびます。誰かが落ち葉をほうきで掃き集めているというわけではないと思います。いずれにしても,これは日本語的には落ち葉のことを言っていると理解したほうがいいのではないかと愚考します。
仏和辞典で mort をひくと,feuilles mortes 枯れ葉,arbre mort 枯れ木,branches mortes 枯れ枝 という用例が載っています。フランス語は,日本語に言う「枯れ葉」と「落ち葉」の区別をしないのかもしれないですね。ちなみに,英語の autumn leaves は,日本語的に言えば「紅葉した秋の葉」の意味で用いられる表現。英語では,紅葉した葉と枯れ葉が区別されないとは思いたくないのですが,どうなんでしょうか。Wikipedia で Autumn Leaves の項目をみると,フランス語の原題は,字義通りには The Dead Leaves の意味だと書いてあるので,その心配はないかもしれません。
エストニア語では,この歌のタイトルをなんと訳しているのが,私は不勉強で知りません。そのままエストニア語に訳せば,落ち葉は langenud lehed,枯れ葉は surnud lehed (死んだ葉) かな。宿題として調べておきます。
秋 sügis
公園 park
測候所 ilmajaam
気温 õhutemperatuur
最高気温 soojarekord
暖かい soe
涼しい jahe
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