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私が正しい - Mul on õigus.

 エストニア国立交響楽団 Eesti Riiklik Sümfooniaorkester (ERSO) - Estonian National Symphony Orchestra (ENSO) をめぐるごたごたの続報である。

 その後のニュースによると,Neeme Järvi の ERSO 首席指揮者辞任のニュースはフランスの通信社 AFP によってヨーロッパのメディアに配信され,フィンランドやドイツなどの10紙で報道されたようである。AFP によると,前楽団長の Andres Siitan 氏は,Neeme Järvi 氏の退団で,2012年~2013年に予定されていた日本,韓国,合衆国への公演旅行の実現が危ぶまれると語ったという。Postmees 紙のウェブサイトでは,4人の主役たちの間で,文化大臣 Laine Jänes さんの言い分が正しいのか,楽団側 (N. Järvi, A. Siitan) の言い分が正しいのがの論争が続いている。傍観者的にまとめると,「芸術家といえども予算の使い方のルールを守ってもらわないと困る」「文化省は芸術家の活動を統制しようとしている」というレベルの議論のように思われる。

 記事: ERSO skandaal on leidnud maailma meedias laialdast kajastamist (Postimees 2010/11/19)

 エストニアの全国紙 Postimees のウェブサイトに 11/21 (土) の 00:15 頃アクセスしたところ,図のようなレイアウトで,写真のキャプション (実は記事の見出し) はこうなっていた。

 Laine Jänes: Minul on õigus! - 私が正しい [文化大臣]
 Andres Siitan: Ei minul! - いや私だ [前楽団長]
 Neeme Järvi: Hopis minul! - 私にきまっている [指揮者]

 図の右下に,読者の投票があって,投票総数 3460,大臣支持が 46.2%,楽団側支持が 53.8%となっていて,単純に考えると票数で楽団側の勝ちだが,念のために,統計的な標本調査とみなして,楽団支持 1861 票,大臣支持 1599 票として統計的な検定をしてみると,有意水準1%で有意差があるので,楽団支持者のほうが多いと結論して間違いなさそうだ。ただし,こういう投票は,判官びいきが積極的に参加する傾向があって,実際は無作為調査にはならないのがふつうなので,この程度の差では,実際はエストニア人の意見がほぼ半々に分かれていると解釈したほうが無難かもしれない。

【補足】 このウェブ投票の最終結果は,投票数約5500,大臣に反対54.8%,大臣に賛成45.2%で,最初のころより反対票の割合が増えているが,反対票が決定的に多いという結果になっていない。 (2010/11/22)

 記事: Lugeja toetab ERSO-tülis Siitani leeri (Postimees 2010/11/21)

Jänes vs Siitan + Järvi

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