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愛沙尼亜共和国国家館 (2) - Eesti paviljon

 上海万博の公式日本語サイトで,18日のエストニア・デーの模様を伝えるページのエストニア大統領夫人のエヴェリン・イルベスさんの写っている写真に「ゲストら」というキャプションをつけて配信していたことを話題にした。イエローカード1枚。

 関連ページ: 愛沙尼亜共和国国家館 - Eesti paviljon (2010/10/22)

 エストニア・デー関連のニュースが,別のサイトに載った。中国のニュースを日本語で伝えるサイトらしい。このニュースに添えられている2枚の写真には,エストニア大統領夫人は写っていないが,記事本文には登場し,次のように書かれている。本文中の Jnes は Jänes の誤りと思われる。

18日はエストニアデーである。同日午後,中国国内で初のエストニア語の中国語翻訳版本・『エストニア童話』が,エストニア館で発表された。エストニア大統領夫人のEvelin Ilves女史,エストニア文化相のLaine Jnes氏らが,イベントに出席した。

 確かに国語辞典で「女史」を引くと「社会的に活躍する女性。また,そうした女性の名前に添える敬称」とある。しかし,現在の日本社会で,名前に「女史」をつけて新聞で紹介された女性が,自分は社会から尊敬されていると感じて,喜びを噛みしめるかというと,はなはだ疑問がある。現実には,男が,社会的に活躍する女性を小馬鹿にするときに使う「敬称」になっていると思う。日本の新聞では「女史」を避けて「さん」などを使うようにしているようである。

 記事: エストニア童話物語の中国語版が,万博会場で発売(写真) (JP.EASTDAY.COM 日本語)

 これでイエローカードが2枚になった。スポーツならレッドカードとなり,審判によって試合会場から退場が命じられる。

 「女史」のもつニュアンスがなぜ悪くなったのだろうか。思うに,これは中国で,1960年代後半から1970年代半ばに政治の表舞台で活躍したに江青女史と呼ばれた女性のイメージがあまりにも強烈だったためではないだろうか。

【補足】 The Baltic Times (2010/10/21-27) によると,中国語訳されたのは Friedrich Reinhold Kreutzwald と August Jakobson の (創作)民話のようだ。 (2010/10/27)

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