遺族年金 - pensionilisa
エストニアでは,エストニア独立戦争 Vabadussõda (1918-20) で戦った軍人の未亡人たちに対し,月2008クローン80セント (14680円) の遺族年金をずっと給付しているそうである。この特別な年金を受けている女性は,8月末現在で51人いる。
記事: Poolsada Vabadussõja veterani leske saavad pensionilisa
この遺族年金を受けているひとりが Ann Saar さん(87歳)。1943年,20歳の時に22歳年上の夫 Aleksander と結婚した。独立戦争時,夫は,ナルヴァの戦線で戦った。彼女が,現在二人の子どもたちと一緒に生活している Pärnumaa パルヌ県南部のラトビア国境に近い村は,かつて彼女が嫁いだ先の農場のあったところである。馬を2頭飼っている大きな農場だったが,ソビエト時代の1948年,地元のコルホーズ (集団農場)に吸収された。夫 Aleksander との間には,子どもが7人生まれている。たばこを吸わず,酒はほどほどにたしなむ,当時としては非常にしっかりとした男だったらしい。
Ann さんは,この遺族年金と合わせて,月7000クローン (51000円) 程度の年金収入があるという。
エストニア独立戦争 Vabadussõda
年金 pension
年金の付加 pensionilisa
補助 toetus
戦争する sõdima
寡婦,寡夫 lesk
結婚する abielluma
こども laps
農場 talu
嫁に行く mehele minema
農地 põllumaa
耕す harima
馬 hobune
集団農場 kolhoos
雌牛 lehm
乳を搾る lüpsima
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