« はねつるべの井戸 - kooguga kaev | トップページ | エストニア・クローンのお札の肖像 - Eesti rahatähed »

女性の色 - naiselik värv

 最近,エストニアの新聞 Postimees が,女性向けニュースのポータル・サイトを立ち上げた。このようなサイトを女性たちがみな歓迎しているかどうかは別として,その色使いが面白い。まずは,そのドメインの立ち上げのニュースをのぞいてみていただきたい。

 記事: Postimees.ee avas portaali naistel (2010/10/04)

 親サイトの色である明るいブルーを一部に残しているが,基調となる色が濃いピンクないしは赤紫系の色になっている。この色使いを見た女性読者の中に,明らかにこの色使いに反発して「女性的な色は roosa だけではない」と批判的なコメントを書き込んだ人がいる。ただ,私の理解では

  roosa は薄いピンク系の色

のことで,確かにウェブページには roosa の色合いの写真なども混じっていないわけではないが,一番目立つのは,

  背景のデザインに使われていて,すべてのページの縁取りに表れている lilla

と呼ぶべき色ではないだろうかと思う。ただし lilla はふつうはもう少し薄い色合いをさすかもしれない。なお,ページを切り替えるときにこの背景だけになる瞬間がある。

 色使いは控えめだが,やはりピンク系の色が主体の女性向けのサイト (Naistekas Foorum) がある。女性専用の書き込みサイトで,質問すれば疑問にも答えてもらえる。いくつかのカテゴリに分かれていて,料理のレシピを聞いたりできるし,他方では Feministi nurgake フェミニストのコーナーという意見交換の場もある。

 女性的な色のように,性別による好みの色の違い,あるいは,性別と色の連想は,文化的なもので,時代が変われば変わるし,また,民族や言語の違いによって様々なはずだという考え方が今は主流である。私も教科書的にはそう信じたいのだが,どうもそうとは思いにくい場合がある。ピンク系の色と女性を関係づけるのは,エストニアだけではなくて,日本でもそうだからである。

 その証拠が,私が毎日利用する東武鉄道の女性専用車両を示す色である。他の鉄道でもほぼ同じ色を女性専用車両のシンボルとして使っているようである。ある女性のコメントです  (女性専用車に乗ってみた!, 2005/05/09)。


 下北沢駅では、女性専用車の周知のためでしょう、駅員さんが「女性専用車始まりました」という看板を持って、ホームの一番後ろに立っていました。 その看板が、もう、ものの見事にショッキングピンクで。 更に足元にも、扉の位置を示す印がやはりショッキングピンク。これを平然と踏みにじることのできる根性の持ち主でなければ、女性専用車には乗れないのだとも言いたげに、でかでかと張りつけられていまして。

 このページで使っているピンク系の色は,すべて問題にしているエストニア語のサイトで使われている色をRGB に分析するソフトで機械的に取ってきています。なお,女性の色に関する私の認識に問題がある場合は,ご指摘ください。

 関連ページ: 東武東上線応援サイト:女性専用車 (東武鉄道関係者が運営?)
 関連ページ: 女性専用車両断固反対!!東武東上線編 (個人ページ)

【補足】 本文に加筆修正 (2010/10/27)


駅のホームの乗車口
女性専用車の乗車口には、以上のような案内の貼り付けがあります。

ポケットティシュー
女性専用者の案内が挟まれたポケットティッシュです。<br />
車両設定位置とホームのシールの案内がされています。

|

« はねつるべの井戸 - kooguga kaev | トップページ | エストニア・クローンのお札の肖像 - Eesti rahatähed »

交通・道路」カテゴリの記事

社会」カテゴリの記事

言語」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/543873/49732542

この記事へのトラックバック一覧です: 女性の色 - naiselik värv:

« はねつるべの井戸 - kooguga kaev | トップページ | エストニア・クローンのお札の肖像 - Eesti rahatähed »