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本をデジタル化する - digiteerimine

 エストニアのタルト大学附属図書館では,著作権の切れた書籍のデジタル化の作業が着々と進んでいる。このほど,現在エストニアには1台しかないというスキャナー・ロボット robot-skänner が記者たちに公開された。先月購入されたもので,値段は100万クローン (725万円) 近いという。

 本を書棚から運んできて台に載せるところまでは人間の仕事だが,ページを1枚ずつめくって,撮影する作業はすべて機械が自動的に行い,300ページの本を40分で電子画像化できる。カメラは左右に付いている。同じような仕様のロボットが,来年早々納入される予定で,2台揃えば書籍の大量デジタル化 massdigiteerimine が可能になると,図書館長は説明する。本を1冊1冊選んで行う従来型の作業ではなく,書棚の本をそっくりまとめてデジタル化する大規模な作業のことを,大量デジタル化と呼んでいるらしい。現在までに著作権保護期間の過ぎた古い書籍のデジタル化がひととおり終了するまでに5~6年かかる見込みという。

 大学図書館では,現在でも電子化資料の閲覧ができるが,将来的には,貸出カウンターは書籍ではなく,電子書籍リーダーを利用者に貸し出して,利用者自身が必要とする資料を探すシステムの構築を計画しているそうである。

 記事: Tartu Ülikooli raamatukogu digiteerimine kiireneb (ERR)
 記事: Tartu Ülikooli raamatukogu digitaliseerimine kiireneb (Postimees)

 映像には,Amazon Kindle のような小型の携帯用電子書籍リーダーを使う女性が映っているが,小型のリーダーはペーパーバックや文庫本の読書用の装置だから,いくら昔の本がカラーでないからと言って本格的な資料を読むには適していないと私は思う。少なくとも,今評判の iPad 程度の大きさのものでないと実用にはならないだろう。しかし,実際にメモを取ったりするには,キーボードがないiPad のような装置では使いものにならないのではないか。とすると,やはりノートパソコンを持ち込むか,液晶モニターとキーボードが置かれた机に座って利用する現在のような方式のままのほうが,当面は現実的な解決であるような気がする。

図書館       raamatukogu
電子図書館    e-raamatukogu
書籍        raamat
電子書籍     e-raamat
電子化する    digiteerima, digitariseerima
めくる       lappama, lehitsema
撮影する     pildistama
コンピュータ   arvuti
コンピュータに収める arvutisse paigutama
スキャナー・ロボット digirobot, robot-skänner
指         sõrm
カメラ       fotoaparaat
ページ       lehekülg
写真,画像    pilt
大量デジタル化 massdigiteerimine
1冊ずつ     ühehaaval
棚         riiul
著作権      autoriõigus
著作権保護   autoriõiguskaitse
電子リーダー  luger
貸し出す     laenutama
貸出カウンター laenutuslett

スキャナー・ロボットの指
Digirobot1

スキャナー・ロボットの目 (左右にある)
Digirobot2

本体部分
Digirobot3

システムの全景
Digirobot4

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