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エストニアでもソバ不足? - tatrapaanika

 ロシアのソバ・パニックの火の粉が,ロシア人の多く住む東北エストニア (東ヴィル県 Ida-Virumaa) を中心にエストニアにも飛来したようだ。値段の安いクラスのソバがほとんど売れて,ふだんはソバ米の袋が並んでいる棚が空になっている映像がテレビのニュースで流れた。

 記事: Tatrapaanika jõudis Venemaalt Eestisse (Postimees)
 記事: Tatrapaanika jõudis Venemaalt Eestisse (ERR)
 参考: ソバがロシアの店頭から消えた? - tatar (2010/09/09)

 ソバが品薄になっている理由としては,ロシアのテレビを見たロシア語系の住民たちが,まとめ買いをしたと考えられることのほかに,ちょうど,去年収穫して入荷したソバが出荷し尽くされ,業者の倉庫に店頭出荷用のソバの在庫がなくなる時期にも当たるからのようだ。輸入業者は,2~3週間のうちに,リトアニアやポーランドからソバが入荷することになっているので,消費者が慌ててまとめ買いをする必要はないと,テレビのニュースで語っていた。

 最近では,森林火事の煙が東風に乗ってエストニアの上空にまで飛んで来たことが記憶に新しいが,ソビエト時代,エストニア人の間に,災いはすべて東からもたらされる,という迷信 (?) があった。

 たとえば,タリンのアパートでもゴキブリ prussakas が多かったが,ゴキブリが幸福を運んでくると信じるロシア人が,移住してくるときに引っ越し荷物と一緒に運んできたから,エストニアにもこんなにゴキブリがいるようになった,といったたぐいの話である。ロシア人のゴリブリ観の真偽は知らないが,ゴキブリさん Тараканов (таракан ゴキブリ) という苗字の人がいるくらいだから,日本人が毛嫌いするようには,ロシア人がこの昆虫を嫌っていないのは確かだろう。参考までに,私が1980年代の終わりにタリンで住んだアパートで見たゴキブリは,東京のゴキブリよりは小柄で,色も茶色だった。日本のゴキブリのような迫力はなく,平べったいコオロギみたいな感じだった。

 ソバの話がすっかり脱線した。

(韃靼)ソバ   tatar
ソバ・パニック tatrapaanika
値上がり    hinnatõus
品不足     defitsiit
店頭,陳列棚 poelett
輸入業者   maaletooja
倉庫      ladu
収穫      saak

Tatrapuder

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