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ユリ・ロトマンの遺作 - Juri Lotman / Юрий Лотман

 モスクワのロシア人文大学で,月曜日(9/13)から4日間にわたって開かれる文化行事の中で,エストニアのタルト大学記号学 semiootika の教授として活躍した Juri Lotman ユリ・ロトマンの遺著「文化の予見できないメカニズム」 Непредсказуемые механизмы культуры が紹介された。

 記事: Moskvas esitletakse Juri Lotmani surmajärgset raamatu (Postimees)
 記事: Moskvas esitletakse Juri Lotmani surmajärgset raamatut (ERR)

 エストニアからは,タリン大学のレイン・ラウト学長 Rein Raud, ユリ・ロトマンの息子でタリン大学教授の Mihhail Lotman ミハイル・ロトマンらがモスクワに出かけて,シンポジウムに参加した。エストニアTVのニュース映像では,ふたりのインタビュー (エストニア語) も見られる

 ユリ・ロトマンの文化記号論の講義を,エストニアのテレビ番組で少し見た (!) ことがある程度の知識しかないので,何もわからないが,ロトマンの遺作は,晩年の思索をまとめたものであるにもかかわらず,むしろロトマンの思想への入門的著作として読むことができるという。タリンから出かけた一行は,ロトマンの本を400冊持参したそうだが,シンポジウムの評判から判断して,全部さばけるだろうと楽観しているそうである。

 ユリ・ロトマンについては,私もユダヤ人のことを扱ったときに少し触れたが,くわしくは Wikipedia などを参照されたい。Google 検索してみたが,残念ながら日本語ではほとんど情報がないようだ。

 参考: 遺伝子 - geen (2010/06/12)
 参考: Juri Lotman - Лотман, Юрий Михайлович
 参考: Московско-тартуская семиотическая школа

 ロシア文学の関係者は「ユーリィ・ロトマン」などと表記するようだが,エストニアに住み,エストニアの文化人と見なされているので,エストニア語風の呼び方でカナ表記した。

死後に出版された surmajärgne, postuumne
本       raamat
出版する   välja andma
記号学,記号論 semiootika
文化      kultuur
文学研究   filoloogia
知識人,インテリ haritlane
崇拝者     austaja
公表する   avaldama
入門      sissejuhatus
テクスト理論 tekstiteooria
持参する   kaasa võtma
関心,興味  huvi

ミハイル・ロトマンの講義「文化と記号学」の教室の変更を伝える掲示
Lotman01

ミハイル・ロトマン (ユリ・ロトマンの息子)
Lotman03

レイン・ラウト
Lotman04

聴衆の中には若い女性たちが目立つ
Lotman05

タルト大学図書館の前のユリ・ロトマンと名付けられた彫刻
Tartu ülikooli raamatukogu ees asuv Juri Lotmani skulptuur.

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