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駐日エストニア大使 - Eesti suursaadik Jaapanis

 エストニア大使館は,東京・渋谷区の神宮前3丁目の交差点の近くにある。今月初め,大使館の主が Peeter Miller ペーテル・ミレル氏 (名刺は英語風に「ピーター・ミラー」) から Toivo Tasa トイヴォ・タサ氏に替わった。

 新しく着任したトイヴォ・タサ大使に,今日,大使館でお会いした。前大使は,どちらかというと言葉少なめの人だったが,新大使は,遠慮していようものならこちらは話す機会をまったく失って,聞き役であり続けてしまいそうなタイプの人である。話を聞くと,タルト大学での専攻がエストニア文学で,18世紀の終わりから19世紀の初めにかけての啓蒙期のエストニア文学が研究テーマだったそうである。子どもの頃にドイツ語を習得していたことと,もともと歴史に興味があったので,この時代の文学史を研究対象に選ぶことができたらしい。Paul Ariste パウル・アリステ教授が指導教授だったそうで,面白いエピソードも聞かせてもらった。

 東京のエストニア大使館は,「大使+書記官2人+日本人秘書」の4人体制である。前任のミレル大使は日本語を話したが,新大使は着任が決まってから少し勉強した程度のようだ。書記官は2人とも日本語を勉強したそうなので,日本にいる間に話すようになってくれることを期待しよう。

 前大使のときまでは,日本のエストニア大使館の管轄に,オーストラリアやニュージーランドがふくまれていたらしいが,新大使になって,日本の大使館の守備範囲は日本だけになったそうである。駐フィンランド日本大使が,エストニアの大使を兼ねるこれまでの体制から,今年,タリンの日本大使館に全権大使が常駐する体制に替わったのに合わせた変化であるようだ。エストニアの日本大使館も書記官が増えている。

 来年は,日本とエストニアの外交関係にとって記念すべき要の年である。独立直後の旧エストニア共和国との外交関係が樹立された1921年から数えて90周年,ソビエト連邦から離れて独立を回復した1991年から数えて20周年にあたる年だからである。たとえば知名度の高い大相撲の把瑠都に協力してもらうなどして,エストニアが日本で注目を浴びるような方向にもっていくような企画を考えているという。着任して3週間しかたってい現時点では,まだ単なるアイデアの段階らしく,具体化するまでには紆余曲折がありそうだが,ぜひ実現してほしいものである。

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