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キフヌ島行きのフェリー - parvlaev

 キフヌ島 Kihnu へ行くフェリー parvlaev の航路は2つある。1つは,パルヌ港 Pärnu sadam から,月曜日と火曜日を除く毎日午前と午後1便ずつ (ただし日曜日は午後の便だけ) 出ているフェリーで,片道2時間半かかる。もうひとつは,パルヌから西に行ったところにあるムナライト Munalaid のフェリー発着場から毎日2~4便出ているフェリーで,片道1時間。片道の運賃は,パルヌ発が70クローン (490円),ムナライト発が40クローン (280円)。

 私は,パルヌ発のフェリーを利用した。ムナライト発だと,パルヌ市内からフェリー発着場まで行くための適当な交通機関がなく,長距離をタクシーに乗ることになるから,かなり高く着くだろうと予想したためだ。それに,パルヌ発の場合は,フェリーの出る時刻の30分くらい前まで,パルヌ市内の観光ができるという利点がある。長い乗船時間も,船旅が目当てなら気にならない。

 パルヌとキフヌ島の間を往復しているフェリーは Liisi 号,Liisi リーシは女性の名前である。スウェーデンから中古船を買って,必要最小限の改装をして使っているようで,船内の乗客向けの掲示は全部エストニア語になっているが,壁に貼られている地図は,キフヌ・パルヌ航路とはまったく関係のないスウェーデン海岸や,フィンランド湾のものだったりして,そのままインテリアとして使われている。

 私が乗ったときは,8月中旬の土曜日だったこともあって,乗客はたったの6人で,ゆったりと寛ぐことができた。あとで聞いたら,前日の金曜日の夕方の便は乗客がかなり多かったらしい。海は,湖のように静かで,船はまったく揺れなかった。ウミネコ kajakas が着いてくるかと期待していたのだが,一羽も飛んでこなかった。時間帯もあるのだろうか。乗客の青年に聞いたところ,漁のシーズンには大量のウミネコが寄ってくるという。

 午後6時半にパルヌを出る時は,まだ日もかなり高かったが,陸地に近い西側の甲板にしばらく座っていると,次第に沈んでいく夕日の照り返しが綺麗で,山の中で育った私にとって感動的時間が続いた。ちょうどキフヌの港について下船が始まる頃 (午後9時) に,日は島の向こう側に完全に隠れて見えなくなった。そして船から降りたときにはまだ人の顔がはっきりと識別できるくらいの明るさだったのが,車に乗って,3キロほど離れた民宿に着く頃には,あたりはすでに暗くなっていた。

キフヌ水上交通 (株) AS Kihnu Veetee のパルヌ港の乗船券売り場。
赤いユニフォームの女性は,出港直前に店を閉め,キフヌに帰るために船に乗ってくる。
Kihnu_veetee

キフヌの港に停泊しているパルヌ行きのフェリー Liisi 号。
Kihnu_praam

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