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ロシア語系学校の先生とエストニア語 - keelenõue

 エストニアは9月から新学期が始まる。新学期を控えて,悪名高き,泣く子も黙る言語監督庁 Keeleinspektsioon が再び活動を始めたようである。トムスク長官 Ilmar Tomusk の夏休みが終わったのだろう。

 言語監督庁長官によれば,ロシア語系の学校の教師の70%が,言語法およびその関連法が定めている,学校の教員が満たすべきエストニア語の運用能力の水準を満たしていないが,状況は徐々に改善されつつあるという。もっとも成績が悪いのは,やはり,ロシア語系住民が人口のほとんどを占めるナルヴァ市 Narva がある東ヴィル県 Ida-Virumaa とロシア語系住民が人口の半数を占めるタリンの2つの地区のロシア語系学校だそうである。

 ロシア語系の高校の授業の一部がエストニア語での教授に移行していることや,ロシア語系学校の教員がエストニア語の研修を受けていることのほかに,学校側のイニシアチブで教員のエストニア語運用の能力の向上のとりくみが行われていることが,ロシア語系学校の教員のエストニア語の知識の向上の背景にあると,トムスク長官は述べている。

 記事: 70 protsenti vene koolide õpetajatest ei vasta keelenõuetele (Postimees)
 記事: 70 protsenti vene koolide õpetajatest ei vasta keelenõuetele (ERR)
 参考: 言語調査官 - keeleinspektor (2010/06/12)
 参考: 初等読本 - aabits (2010/06/10)
 参考: うまくいく - hästi minema (2010/03/15)

学校        kool
教員,教師    õpetaja
言語能力基準  keelenõue
教授言語     õppekeel
言語監督庁    keeleinspektsioon
試験        eksam
語学学習     keeleõpe
補習,研修    täiendõpe
エストニア語の運用能力 eesti keele oskus
改善する     parandama
初等教本,文字教本 aabits

ロシア語 (上2冊) とエストニア語の文字教本 (愛称「ハリネズミ本」)
Aabitsad

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