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不愉快なことばかり - ebameeldiv

 今回のエストニア旅行のまとめをしてみると,面白いことも多かったが,いつになく不愉快なことがいくつかあった。

 まず,ヘルシンキ経由でタリン空港について,バスターミナルに行くために乗ったタクシーにぼられたこと。ふつうなら 70~80 EEK 程度の距離だが,3倍近い 200 EEK を請求された。1400円は,東京ならかなりの距離を乗れる料金である。タリンなら,都心から郊外にまでゆうゆうと行ける。

 せこいやり方なのだが,エストニア的には合法的で,車の中においてある料金表を確かめなかった私が悪いと,諦めるしかない。初乗り料金を見せられたが,なんと 90 EEK と書いてあった。ふつうは 48 EEK 程度で,1キロあたり 10 EEK 程度メーターが上がるのだが,このタクシーは,初乗り料金が高いだけでなく,メーターが上がる速度を早く設定してあったようだ。よく見られる手口だが,そういうことが明記された料金表が車内の客に見えるところに提示されていれば,客はそれに合意したことになるというのがエストニアの法律らしい。急いでいたからうっかり確かめずに乗ってしまったが,次回からは料金を確認したい。

 ちなみに,この運転手はロシア人で,パルヌまで 100 ユーロで乗せて行くがどうか,といきなり商売を始めた。90年代の初めころには,100ドル払えばタクシーの運転手は喜んでタルトまで車を飛ばしてくれたことを思い出した。経済不況とユーロへの移行に対する不安感とで,ソビエト体制崩壊直後の混乱期どこか通じる社会心理が生まれているのかもしれない。そうそう,この日は13日の金曜日だった。

 もうひとつ。帰りのタリン空港では,チェックイン時に預けるスーツケースの重さが,22 kg までだと重量超過料金は取らないが,それを超えると超過料金が発生すると言われた。私は23 kg だったので,以前と同じくらいの金額だろうと思い,払うつもりで,Finnair の代理の旅行会社のカウンターに行ったら,散々待たされた挙句に,100ユーロを大幅に超える金額を請求された。これは何かの間違いだろうと聞いたのだが規則だという。そこで考えを切り替えて,スーツケースから荷物を少し出して機内持ち込みのカバンに入れて,問題を解決したのだが,ヘルシンキとタリン間で,日本で買った往復航空券の値段が 20000 円なのに,3 kg の重量超過で100ユーロを大幅に超えるというのは,いくらなんでもむちゃくちゃな気がするが,私がものを知らないだけなのだろうか。フィンランド航空の方針だと言うが,このセコさは,タリン空港独特のものではないだろうか。

 このスーツケースについては,後日譚 (というよりは,その日のうちの話なのだが) がある。ヘルシンキ空港に着いたとき何となく悪い予感がしたのだが,それが見事に当たり,待てども待てども,スーツケースはコンベヤーを出てこなかった。一緒にヘルシンキで降りたもう一人の乗客が身障者で,その付添の空港係員がいたので聞いたら,ひとつ上の階の出発ロビーのカウンターに行って,遺失物届けを出せという。カウンターの係員は慣れているらしく,対応は迅速だった。

 タリンは,見かけはまともな町のようになっていくのだが,少し間をおいて訪れると,どこかで,どんどん見知らぬ町になっていくような気がするのは,私だけだろうか。もしそうだとすると,私は,エストニアの変貌についていけなくなってきているのかもしれない。

【補足】
 スーツケースは,幸い,先程 (当日午後9時) にホテルに届いた。ただ,万一のことを考えて,下着・靴下や洗面用具などを,ひととおり買ってしまったあとだった。タリン空港で払わずにすんでほっとした金額とほとんど同じ金額の臨時出費がヘルシンキであったことになる。つまり,100ユーロ+の出費は,いずれにしても避けれれなかったことになる。下着がわりに買ったTシャツが結構気に入ったものだったし,下着は今後も使えるので,まあ実質的な損失はほとんどなかったのをよしとすることにしよう。

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