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記録的な暑さ (3) - soojarekord

 7月は50年ぶりの暑さと呼ばれる暑い日が毎日のように続いたので,今年のエストニアの最高気温云々という話題はきりがなくなりそうでしばらく控えていたが,すでに7月も終りに近づいたので,ここまできて記録された「今年の最高気温」ならば,ほんとうに最終的と思っても間違いなかろう。

 7月28日(水)午後5時前,東北エストニアの町ナルヴァ・ヨエスウ Narva-Jõesuu で 34.5℃が観測され,同じくナルヴァ・ヨエスーで7月15日に観測された 33.7℃という「今年の最高気温」の記録があっけなく破られた。

 エストニアの最高気温は,1992年8月11日にヴォルVõruで観測された 35.8℃とされている。

 記事: Narva-Jõesuus mõõdeti uueks tänavuseks kuumarekordiks 34,5 kraadi
 記事: Juuli keskpaik tõi 50 aasta soojarekordi (2010/07/21)
 参考: 記録的な暑さ (2) - soojarekord (2010/07/06)
 参考: 記録的な暑さ - soojarekond (2010/07/02)

 参考までに,jõesuu (川 jõgi + 口 suu) は文字通りには「河口」という意味である。ただし,地理学の用語として の「河口」には jõesuue (複数 jõesuudmed) という語が使われる。Narva-Jõesuu は名前の通り,ナルヴァ川の河口にある町で,戦前はナルヴァ市に属していた。また,ソビエト時代には,コムソモル (共産主義青年組織) の保養施設があった。

 話はさらに横にそれるが,ソビエト時代,共産党組織が,支配階級ないし支配層と呼ぶべき人々の階層を構成していたかどうかは,社会学の専門家に聞かないとわからない。しかし,エストニア各地の一等地に作られた保養施設などを優先的に,ときに独占的に利用することが許された人々だったという点で,特権階級であったことは間違いないだろう。彼らの多くが,「よそ者」としてのロシア人であったこともまたまぎれもない事実だった。エストニアの各地に駐留していたソ連軍が,国境地帯の警備と称して,景色のきれいな海岸などを地元の人々の立ち入り禁止区域にしていたことにも,同じ背景があったと思う。

暑さの記録 soojarekord, kuumarekord
気温     õhutemperatuur
測定する  mõõtma
上昇する  tõusma

7月のナルヴァ・ヨエスー海岸 Narva-Jõesuus
Narva-Jõesuu rand

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