老舗デパート - Tallinna kaubamaja
エストニアのタリンの中心部にヴィル・センター Viru Keskus というショッピングセンターがある。このショッピングセンターと現在は事実上一体になっているタリン・デパート Tallinna Kaubamaja は,別の企業体である。ヴィル・センターは,ソビエト連邦崩壊後の2004年に開店した専門店からなるデパートで,以前はバスターミナルと駐車場があったところに建っているが,タリン・デパートはソビエト時代の1960年に国営デパートとして開店した,エストニア的には老舗百貨店である。
記事: Juubelisäras Kaubamaja oli teerajajaks kogu Nõukogude Liidus
1950年代,タリンの人口は急激に増加し,市民の需要に答えるために,ソ連の中でも最も先進的な企画会社であったSojuzgiprotorg のレニングラート支社が設計して開店したタリン・デパートは,カウンターで,客が店員に商品て見せてもらって買い物をする方式のデパートしてソ連邦最初のものだったという。自分で商品を手にとってレジに持っていくセルフサービス式の売り場が,1982年には7割を超えたと言われるが,1970年代の終りに初めてエストニアに行った私は,タリン・デパートでは店員にロシア人が多く,商品名をロシア語で告げなければ買えなかったことをはっきりと覚えている。
今年の2月~3月には,「デパートの50年」«50 aastat Kaubamaja» という展示が行われた。8月末まで,デパートの通りに面したショーウィンドーでは「エストニアのファッション50年」«50 aastat Eesti moodi» という展示が行われる。また,12月には「贈答品の50年」«50 aastat kingitusi» という展示が企画されているという。
また,9月には『百貨店50年史』 «50 aastat Kaubamaja» と題した記念出版が予定されているという。
商品 kaup
百貨店 kaubamaja
商店 kauplus
大規模商店 suurkauplus
必要性 vajadus
需要 nõudlus
対面販売 letimüük
カウンター lett
店員,売り子 müüja
客 klient
セルフサービス iseteenindus
利益,もうけ kasum
損失 kahjum
国営機関 riigiasutus
宣伝 reklaam
ショーウインドー vitriin, vaateaken
インテリア・デザイン sisekujundus
館内放送 siseraadio
展望,外観 ülevaade
回顧展 ülevaatenäitus
ファッション mood
ファッションデザイナー moekunstnik
ファッションデザイン画 moejoonis
商業 kaubandus
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