男女機会均等 - sooline tasakaal
エストニアの社会保健省によると,エストニアはEU諸国の中で男女の職業差がいちばん大きい国であるという。エストニアの労働者の半数以上が,男女の比に3:1以上の開きがある業種で働いている。男性が優勢な職業は,技術系や交通・運輸,また,管理職も男性の割合が高い。女性が優勢な業種は,医師,教員,事務員,販売員など。
社会保健省は,職業選択における男女の不均衡を解消するためのキャンペーンを11月まで,マスコミやインターネット通じて行うことになった。スローガンは「仕事で大切なのは誰がそれをするかということ,男がするか女がするかではない」 (too soltub tegijast, mitte tema soost)
記事: Eestis eristatakse meeste ja naiste töid muust Euroopast rohkem
Web ページ: Kutsumus
キャンペーンは「職業を選ぶ際に肝要なのは,自分の能力,知識,経験,特性,希望をもとに判断することであって,自分が男か女かに基づいて決めるのはよくない」ということを訴えるのが目的で,鉄工技師や通信技術者になった女性,美容師やレース編み職人になった男性のように,思い切った職業選択をした人々を紹介するポスターも作るという。このような職業選択の慣行が浸透することは,雇用者にとっても利益になることも訴えていくと,社会保健省の担当者は述べている。
分離する eristatama
女性,女 naine
男性,男 mees
性別 sugu
性別に関する sooline
釣り合い tasakaal
後進的な mahajäänud
性別 sugupool
労働者,従業員 töötaja
雇用者 tööandja
スローガン peasõnum
勇気ある julge
選択 valik
後悔する kahetsema
ウェブページ veebileht
ポスター plakat
キャンペーン kampaania
専門領域 eriala
職 amet
職業 elukutse
能力 oskus
知識 teadmine
経験 kogemus
貢献する kaasa aitama
有能な pädev
エストニアと日本が大きく違うところは,エストニアでは医者が女性の職業であることで,これは,ソビエト時代,医者と教員は,もっとも給料の少ない職業で,女性がつくことが多かったことの名残である。
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