セイヨウネズ - kadakas
二月ほど前に,エストニアの灌木カタカス kadakas を話題にした。海岸地域によく見られ,エストニア人ならだれでも知っている木である。
このカタカスだが,日本語でなんと呼べばいいいのか,ずいぶん長い間考えてきたのだが,日本語の Wikipedia でセイヨウネズと言われている木ではないかと,ある方に教えていただいたので,さっそくアクセスしてみた。
Wikipedia によると
セイヨウネズ(西洋杜松、学名Juniperus communis)はヒノキ科ビャクシン属の針葉樹である。全ての樹木の中で最も広い分布域を持つものの一つであり北半球の寒い地域全域に分布する。北極から北緯30度程度までの北アメリカ、ヨーロッパ、アジアに自生する。
この木は ... 小さいため他の木材のように使うことはできない。しかしスカンジナビア半島では、バターやチーズなどの日用品を入れる入れ物や、木製のバターナイフとして加工される。
など,私の知っているこの木にぴったりのことが書いてあるほか,写真もあるし,学名も Juniperus communis というらしいから,まず間違いないと思われる。
ということで,今後はカタカスの代わりにセイヨウネズと呼ぶことにする。セイヨウネズは,フィンランドでは kataja カタヤ,スウェーデンでは en エーンと呼んでいる。
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コメント
ロシア語だとможжевельник(アクセントはвеの部分)ですね。ヨシカル・オラのみやげ物屋でも、これで作られたものがあったので、(ひろい意味で)ヨーロッパでは一般的に使われる木材なんでしょうか。
投稿: papatanaka | 2010/04/06 08:39
投稿: ブログの主 | 2010/04/06 12:05