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映画音楽 - filmimuusika

 エストニアのタルト市のヴァネムイネ劇場 Vanemuine で,(ソビエト時代の) ロシア映画の音楽の懐メロコンサートが開催された。懐かしい歌の合間には,映画の場面がスクリーンに上映され,観客は昔を懐かしんだという。主催者は,このコンサートを企画した動機を「エストニア人の多くが聞いて育った音楽だから」と説明している。ソビエト時代,エストニアの映画にはさして見るものはなかったし,劇場でハリウッド映画が上映されることなどまずなかったから,1970年~80年代のエストニア人にとっては,ロシア映画は独特の世界だった。 [ 記事ページ ]

 エストニアTVのニュース番組の映像によれば,1981年,映画「モスクワは涙を信じない」 «Moskva pisaraid ei usu» がオスカーの外国語映画部門で最優秀賞を授賞したというニュースを聞いたとき,ベルリンのホテルに友人たちといたニキータ・ミハルコフ監督は,走るように階下のバーに行き,ウォッカをグラスに一杯に注いでごくごくと飲み干したあと,信じられないと言って,2日間だれとも口を利かなかった,というような伝説的エピソードが聴衆に披露されたという。

 このところ,ソビエト時代を批判的に見る歴史書がいくつか出されている一方で,ソビエト時代を懐かしい時代として振り返る企画もある。独立回復からもうすぐ20年たって,ソビエト時代は暗い時代だったとはいえ,平和な時期でもあり,文化面での興隆もあったのだということを,エストニア人が客観的に見られるようになったということだろう。

 劇場の名前の Vanemuine だが,フィンランド語の叙事詩カレワラに登場する Väinämöinen ワイナミョイネンと関係があるとされる。この劇場の歴史は,1870年6月24日,エストニア最初の女流詩人コイトラ Lydia Koidula (1843-86) が書いたエストニア語の最初の喜劇 『サーレマー島のいとこ』 Saaremaa Onupoeg が初演された日の始まるとされている。

語彙
 vene film     ロシア映画
 meelde tuletama  思い出させる
 lava        舞台,ステージ
 kõlama       (音楽が)聞こえる,響く
 filmimuusika    映画音楽
 lavastaja     舞台演出者
 kontsert      コンサート,演奏会
 katkend      断片,(映画の) ひとこま
 näitleja      俳優

Vanemuise kontserdimaja
Vanemuise kontserdimaja

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