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ロシア大国

 「ロシア帝国」をもじって「ロシア大国」とでも訳したいタイトルのサイトがあります。

 Россия Великая - Russia The Great

 トップページに「国家」(Государство - State) というセクションがあり,そこに「ロシアの諸民族」(Народы России - Nations of Russia) というリンクがあるのでクリックしてみましょう。ここまでは,ロシア語ページと英語ページの内容は並行しているようです。

 英語のリンクからこのページを出すと「ロシア人の恋人はいかが」という広告がいきなり目にはいりますが,クリックするのは次回にして,ページ左の一覧に「エストニア人」(The Estonians) とあるのを選んでクリックします。すると,このページにはこんなことが書かれています。私はこんなこと書いて大丈夫かな,と思って,対応するロシア語ページを探したのですが,「エストニア人」の項目は見当たりません。さすがにロシア語では,そこまで書けなかったのかな,と勘ぐってみたのですが,真相はどうなのでしょう。

In accordance with the 1939 Molotov-Ribbentrop pact, the Soviet Union took control over Estonia in 1940. The year after, however, the Germans broke the pact, and invaded the Soviet Union. They held Estonia until 1944, when the Soviet Union "liberated" Estonia, and reincluded the country in the Soviet fold. Hundreds of thousands of Estonians had died during the fighting. In addition, many emigrated and some 90.000 were deported after the Soviets retook control. Until around 1950, Estonian guerillas continued fighting against the Soviets and collectivisation, and for an independent Estonia.

 逆に,英語ページにはなくてロシア語ページだけにある項目もあります。ちなみに,ソビエト時代のエストニアで出たエストニア語の百科事典には,モスクワで出たロシア語の百科事典には書かれていないようなことが書かれていたこともあり,検閲がすべての民族語でいつも同じ基準が適用されたというわけではなかったのだろうと思います。

 同じテーマで書いても,何語で書くかによって,内容に違いが出てくるという現象(?)は,日本でもあるような気がします。日本で出ている英語の新聞は,日本語ができない外国人と,英語を勉強したい日本人向けのように思われていますが,日本の英語の新聞には,話題によっては,日本語の新聞とまったく違う視点から書かれた記事が載ることがあって,なるほどとそうだったのかと目から鱗の体験をすることがあります。

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