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タリンのエストニア人は50%以下

 今月初めの時点で,タリンの人口407,000人のうち,自分を「エストニア人」(eestlane)と申告しているのは192,000人。[記事ページ]

 エストニア人口研究所(Eesti demograafia instituut)の所長は「エストニアでも,よりよい環境を求めて,都市の中心部から都市近郊に引っ越す人が増えている。都市部の非エストニア人の出生率はエストニア人よりも低いので,エストニア人がエストニアで存続の危機にあるなどと考えるのは当たっていない」と言ってます。

 2000年3月末の国勢調査で,タリンの人口400,376人のうち215,144人がエストニア人だったころと比べると,10年間で人口が7000人増えて,エストニア人が23,000人減ったことになります。

 ただし,この数字は「自分がどの民族集団に属すると思うか」という調査の結果で,「あなたの母語は何か」の質問に「エストニア語」と答えた人数とまったく同じではありません。実際,国勢調査で,エストニア語が母語と答えたのは209,957人でした。

 母語をエストニア語と答えた人とそれ以外の人の割合は,タリンの地区によってもかなり違います。国勢調査ではこんな数字が出ていました。

 ラスナマエ地区 (Lasnamäe):  32.6% (エストニア語 37,626, 全体 115,243)
 ムスタマエ地区 (Mustamäe): 58.7% (エストニア語 39,833, 全体 67,842)
 都心地区 (Kesklinn):      67.3% (エストニア語 30,271, 全体 45,009)
 ノンメ地区 (Nõmme):      81.6% (エストニア語 30,355, 全体 37,203)

 新興住宅地区ほど,非エストニア語が聞かれなくなるという傾向がはっきり見えます。Nõmme は,もともとは独立した町だったのが合併でタリンの一部になった地区です。

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