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エストニア言語監督庁の活躍 (2) - Keeleinspektsioon

 エストニア言語監督庁 Keeleinspektsioon が,特売のときに使われる outlet という英語は väljamüük というエストニア語で置き換えるべし,という通達を出したという。

 記事: Keeleinspektsioon hakkab jälgima sõna «outlet» kasutamist (Postimees 2009/11/01)

 日本でアウトレットと言うと,売れ残り商品などを安く売っている特定のメーカーの直販店の意味で,これは原語の意味にほぼ忠実な使い方ではないかと思います。エストニアでは近年,英語の outlet を,棚卸しのためのセールや,クリスマスなどの季節のセールなどのときに,バーゲンセールの意味で使っているようです。言語監督庁は,エストニア語には väljamüük というこの意味にぴったりの単語があるのに,原語の意味をとり違えてまで outlet を使うのは好ましくない,として,この語の使用をエストニア語から排除しようとしているらしい。

 エストニアで outlet が好んで使われるのは,エストニア人に発音しやすい英語の単語だからにすぎないというのが,言語監督庁の見解のようです。私はこの語がエストニア語として発音されたのを聞いたことがありませんが,おそらく autlett と綴ったように発音されると思います。これなら,発音の点で,確かにどこからみてもエストニア語の単語としてまったく違和感なしに通用すると思います。

 読者のコメントをみると,outlet は,vabrikupood (vabrik工場+店 pood) や firmakauplus (firma 会社+kauplus 店) などと訳したほうがいいときもある,とする指摘が見えます。

エストニア語の各種辞書
Sõnaraamatud.

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