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新型インフルエンザ,流行本格化 - gripihirm

 エストニアでも新インフルエンザの流行が本格化し,新聞のオンラインサイトは,関連ニュースであふれています。

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エストニア音楽情報:ギター演奏 (11/29)

ヘイッキ・マトリック クラシックギターコンサート
~20世紀の新しいヨーロッパとエストニアのギター音楽~

2009年11月29日(日)21:20開演 (開場21:10)
ラピュタ阿佐ヶ谷2F映画館にて

予約が必要なようです。詳しくは,ネットで確認してください。

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「エストニア語入門」批評

 大学書林から出た『エストニア語入門』という本が話題になっているようだ。しかしこの本,内容的にはかなり危なっかしい。

 表示カバーには本のタイトルが日本語とエストニア語(?)で載っているが,このエストニア語 Eesti keele sissejuhtus からして奇妙である。sissejuhtus とうい単語は,今年出たエストニア語の大辞典にも載っていない新語(?)である。「入門」という意味のエストニア語は sissejuhatus で,この単語は Sissejuhatus eesti keelde 「エストニア語(への)入門」のように使うのがふつうである。

 発音は音声記号とカナで解説されている。疑問代名詞 mis「何」,kes「誰」,疑問小詞 kas「~か」の発音が,「ミーィス」「ケーェス」「カーァス」というのはどう考えてもおかしい。だいいち,ほとんどの読者はどう読むのか戸惑うのではないだろうか。この2つの語の発音は,エストニア語の綴りの原則に従えば miss, kess, kass と綴られるべき語で,母音は短い (p.9-10)。
 綴りが uua, uue, aua, oua の場合,長母音や二重母音が短くなってuwa, uwe, awa, owa のようになることはなく,長母音,二重母音はそのままで,uuwa, uuwe, auwa, ouwa と書きたくなるような発音になる(p.3, 13)。

 「(鉄道などの)駅へ」は jaama で jaamale ではない (p.97)。旅客ターミナルという意味の「空港」は lennujaam で,lennuväli は飛行機の発着のための広い空間を指して「飛行場」「飛行機発着場」。国内線の定期便がいつも飛んでいるのがタリン・サーレマー間だけのエストニアでは,外国人が利用するのは,事実上,空の玄関のタリン空港だけと考えていいので,「空港へ」は lennujaama と覚えておくことをおすすめする (p.98)。

 疑問副詞 millal は,巻末の語彙集に載っていないが,「何時に,いつ」という意味で,「どのようにして」の意味はない (p.98)。

 動詞の asuma は「~にある,位置する」という意味。フィンランド語の asua「住む」と混同しないこと (p.224)。

 固有名詞 Viru は,ナルヴァ やラクヴェレのある東北エストニアの地域名で,フィンランド語の Viro とは異なりエストニア全体をささないから「エストニア」と訳すのは誤り。Viru maakond「ヴィル県」という県名以外では,単独で用いられることはほとんどなく,Virumaa と呼ばれるのがふつう。

 名詞 kinoは「映画」というより「映画館」。したがって kinnoは「映画へ」より「映画館へ」「映画を見に」と訳すほうが分かりやすい (p.233)。kino はジャンルとしての映画の意味もあるが,個々の作品としての映画は kinofilm ないし film というのがふつうである。

 名詞 mees は「人,男」ではなく,「男,夫」という意味と覚えるのが無難 (p.242)。辞書には「人」という意味とされる用法が載っていないわけではないが,文脈がないと「人」という意味にはとりにくいので初心者は気にする必要ないだろう。

 今は,とりあえずこのくらいで。

【補足】 「エストニア語入門」の著者は昨年末,故人となり,改訂版が出るかもしれないという期待は残念ながらなくなった。マイナーな外国語は大事に扱ってほしいという気持ちは変わらない。 (2010/10/27)

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1989年:ベルリンの壁崩壊とバルト3国

 今日はベルリンの壁の崩壊から20年目の記念日ですが,東京のドイツ文化会館で「ベルリンの壁崩壊20周年記念祝賀」のオープンハウスが開かれます。一連の記念行事の一環として,バルト3国の「人間の鎖」の写真展が,1週間開催されるそうです。

 写真展「世界へ向けたメッセージ、人間の鎖 20年の時を経て」
 日時:2009年11月9日(月)~ 11月15日(日)
 場所:ドイツ文化会館 東京都港区赤坂7-5-56 [案内図]

 「人間の鎖」は日本では固有名詞としてこのバルト3国のものを指すように使われていますが,もともと英語の human chain の訳で,抗議デモの1つの形態を表す普通名詞です。

 参考までに,International Herald Tribune (NYT 国際版) の今日の号では,ベルリンの壁崩壊の特集 (THE BERLIN WALL: 20 YEARS LATER) を数面にわたって組んでいます。

 ・A Fateful Day, and the East Tasted Freedom
 ・German Reunification: From Rejection to Inevitability
 ・ベルリンの壁の図解

 ことばを共有するドイツ人同士の間でもさえ歴史の清算にこれだけ精神的な苦労があることを考えれば,ことばを共有しないロシア人との間でそれをしなければならないエストニア人をはじめとするバルト3国の人々の苦労は押して知るべしでしょう。

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(11/10 追記) オープンハウスで写真展を見た人からのコメント:
 「人間の鎖の写真展は,リトアニア大使館が代表して写真提供したようで,パネルのほとんどがリトアニアの写真でした。もう少し3国で共同企画した内容になっているかと期待していたのですが」

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兵士アリョーシャと美女アニュータ

 タリンのエストニア国立図書館の向かいの公園に「アリョーシャ」という愛称で立っていたロシア兵士の銅像(公式名「タリン解放者たちの記念碑」)の軍人墓地への移転(2007年4月26日~30日)が行われてから早くも2年半。移転後,記念碑のあった一角は平らにされ,夏は一面の花畑になるこの公園を斜めに横切って,まっすぐな歩道がつけられています。

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エストニア言語監督庁の活躍 (2) - Keeleinspektsioon

 エストニア言語監督庁 Keeleinspektsioon が,特売のときに使われる outlet という英語は väljamüük というエストニア語で置き換えるべし,という通達を出したという。

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